全国の通信記事
2025年12月6日号
三重 第36回檀信徒研修会
【三重】熊野市、セレモニーホール花由において12月6日、三重県日蓮宗宗務所主催、第36回檀信徒研修会が開催され、教師11人檀信徒37人が参加した。
13時30分から開会式が行われた後、河崎俊宏上人(七尾市本延寺住職、輪島市妙相寺住職)により被災体験に基づく講話が行われた。2024年の能登半島地震により、本延寺が大規模半壊、妙相寺は全壊する被害を受けた。高台にあるお寺の裏が避難所となり何百人をまとめる所から始まり、地域の人の心の拠り所となるよう仮本堂を建てる所までの実体験から、日常が非日常になる事、物理的に備え、宗教に携わる者の心がけを保ち続けることの重要性を説いた。
次には堂上頼子さんによる檀信徒目線からの被災体験が語られた。住居の一階部分が潰れた驚き、遠くに見える大火災や爆発の恐怖、津波で干上がった川の不気味さや被災時の現状や被災時の写真から復興の難しさ、災害の悲惨さを語った。どこへ逃げるのかその先どうするのか、有事の際の家族間の取り決め、檀信徒間の取り決め、お寺との関わり方を実際に話し合うことで意見がまとめられ備えることができると話した。
また質疑応答では、河崎俊宏上人は被災時に檀信徒とお寺での情報伝達の為にSNSを活用する事が重要であり、お寺から呼びかけることで沢山の人と繋がりボランティアの確保にも役立ったと話した。
第三講では、日蓮宗三重県青年会より加藤英慶上人(桑名市寿量寺住職)による唱題行が行われ、被災地域の早期復興、被災者の追善供養を祈り参加者は大きな声でお題目を唱えた。
2025年12月3日号
埼玉・布教研修会を開催 多彩な法話通じ研鑽深める
【埼玉】日蓮宗埼玉県布教師会主催の布教研修会が12月3日(水)さいたま市の埼玉仏教会館にて開催された。会場には県内各寺院の僧侶が参集し、「法話を通じた布教方法について」をテーマに、世代の異なる5名の僧侶が法話を披露。参加者は多様な視点に触れ、布教師としての研鑽を深めた。
蓮昌寺修徒・中島秀存上人は、修行における葛藤や感情の揺れを題材に、日蓮聖人の『四条金吾殿御返事』を引用しながら、うまくいかない時の心の持ちようを説いた。
本覚寺住職・細江健太上人は、現代社会で耳にする「親ガチャ」という言葉を取り上げ、私たちが生まれてくる“確率”と「願って生まれる」という視点を、法華経法師品第十の『願生』に基づき、自身の家族の実体験を交えて語った。
上原寺修徒・仁部前叶上人は祈祷祭での法話を紹介し、祈祷とは“表現”であり、自らの原点を知ることや先祖供養の重要性を説いた。悪縁の断ち方にも触れ、聴衆を引き込む熱のこもった法話を展開した。
高應寺住職・酒井菜法上人は、通夜の席で語った法話を再現。寺に墓を持ちながら仏道への関心が薄い家族に、どのように仏縁を伝えるかを丁寧に語り、葬儀布教の在り方を示した。
妙昌寺住職・沼田洋順上人は、娘が仏道を歩み始めたことによる心境の変化や、師匠としての姿勢を主題とし、宮沢賢治の法華経信仰を重ね合わせながら法話を行った。
多様な視点からの法話に参加者の関心は高く、会場からは「大変勉強になった」「今後の布教に生かしたい」との声が相次いだ。充実した研修会となり、地域寺院の布教活動のさらなる発展が期待される。
2025年11月30日号
福井中 お坊さんのお話会と和讃講習
【福井中】11月30日(日)福井県中部布教師会(坂井是真会長)主催、福井県中部和讃振興会(落井良孝会長)、福井県中部声明師会(大木要門会長)共催のもと、妙国寺様(花島常善上人)を会場に「第6回お坊さんのお話会」並びに「第21回和讃講習会」が開催された。
当日は小春日和の中、檀信徒をはじめ僧侶をふくめ、50人以上の方が参加された。
初めに説者をつとめる坂井是真上人が導師のもと法末言上、続いて「会長と考える」と題して挨拶をされてから和讃振興会より和讃の説明や、歌い方などの話が始まった。
その後、布教師会:坂井是真上人より自身の10代の生い立ちを話、「因縁」についてお話がはじまった。檀信徒はじめ参加者の方々は頷きながらメモをとる方も多く、涙を流しながら真剣にお話を聞いていた方もおられ「いのちに対してもとてもいいお話が聞けた」と満足に言われた方もおられた。
最後に、布教師会から5回を数えるおはなし会に累計4回参加された方(今回は8名)に賞をお渡した。



















