全国の通信記事
2022年9月29日号
島根 一日荒行堂
【島根】日蓮宗島根県修法師会(小川廣教会長)が「一日荒行堂」を9月29日、30日の2日間で行った。会場は松江市久成寺(同会長)。世界平和とコロナ早期終息の願いを込め9名が参加し、29日の正午から30日の正午までの丸一日、水行と読経三昧で過ごした。今回は、11月1日より行われる日蓮宗大荒行堂に県内から入る予定の1名も参加した。初行へ入る予定の僧侶は「今回参加させて頂いたことは大変有難く、先輩僧侶の思いを受け、応援して頂いている檀信徒の皆様を思い起こし、改めて身の引き締まる体験でした」と語った。昨年の中止をうけ、1年越しの入行となる今回の荒行に向け鬼気迫るものを感じた。
静岡中 寺庭婦人会が祖山登詣
【静岡中】日蓮宗静岡県中部寺庭婦人会は令和4年度の研修として9月29日、総本山身延山久遠寺への祖山登詣を行った。橋爪玲子会長をはじめ寺庭婦人29名が行衣に身支度を整え内野日総法主猊下に面会した。静岡県を襲った先の台風による水害で被害を受けながらも参詣した寺庭婦人らに法主猊下から労いの言葉をかけられた。面会後、一同は輪番奉仕として塚本智秀静岡中部宗務所長を導師に御真骨堂拝殿において宗祖報恩の祈りを捧げた。終了後には豊田慈ちょう(言偏に登)布教部長より「寺庭婦人の為になるお話」と題して講話があり、法華経の分かりやすい説話に耳を傾けた。引率した橋爪玲子会長は「コロナ禍で開催可否が不透明な中、水害で残念ながら来れなかった会員さんたちの思いも合わせて覚悟を持って身延山にお参りできた事、大変嬉しく思っております。」と述べられた。
2022年9月28日号
大阪市 修法師会が教師研修会
【大阪市】修法師会による令和4年度 教師研修会が9月28日(水)大阪市北区本傳寺において開催された。今回は、昨年と同様に本傳寺本堂を会場にオンラインにて、午後2時より午後3時30分まで開かれ、兵庫県や京都府など、管内外から多くの参加者があった。講師は常任布教師 東孝信師による、「修法儀式に見る古事記の世界」というテーマで行われた。主に『古事記』を引用して、「水神」や「えびす神」など、修法に関係の深い神様の誕生から紐解いていき、現在の修法儀式で使う塩や酒、注連縄などの意味や由来を、詳細かつ簡潔に講義頂いた。