全国の通信記事
2016年11月24日号
大阪和泉 教師研修会
【大阪和泉】宗務所(佐野一秀所長)は11月24日に管内教師研修会を本山妙國寺(岡部日聡貫首)で開催した。
研修では、楠山泰道師(神奈川県大明寺住職)が「現代カルト問題と対応」と題して、詳細な資料に基づき講演。スピリチュアルブームの陰に潜むカルト問題について問題意識、さらに「突然異教徒がやってきたら」の対応を高めていた管内教師は熱心に耳を傾けていた。
最後に楠山上人は「不安や恐怖に悩んでしまう前にお寺へ足を運び、悩みを打ち明けてほしい。宗教とは本来、人々に安心を与え、救いの手を差しのべるものであると思う。宗教は人々と『戦うもの』ではなく人々を『救うもの』である。これこそが日蓮聖人が宗教の中で一番求めた使命ではないかと私は感じています」と結び、閉幕した。
2016年11月23日号
愛媛・動物慰霊祭ペット供養
【愛媛】平成28年11月23日、愛媛県正念寺(山下泰温住職)で動物慰霊祭ペット供養が行われ、およそ30名の参列者が集まり各家の亡くなったペットの回向をした。
慰霊祭では、読経後、お参りされた参列者がご祈祷をうけ、それまで家族と同じように生活をしていたペット達に対して焼香を行い、成仏できるように南無妙法蓮華経のお題目を一心にお唱えした。
その後、宮澤圭典師(愛媛県松山市正念寺修徒)より〝わかりやすい仏教講座〟と題し、日常で生活する中にも仏教の教えが活きているという話があった。法要の後、境内に納骨されているペット達のお墓に各々卒塔婆を建て、手を合わしていた。
この供養祭は、今年で4回目になり、いつもそばにいてくれていたペット達を供養しようと少しずつ参列される人の人数が増えてきている。
2016年11月22日号
千葉東 普通救命講習会
【千葉東】1時から四時まで救命救急についての講習会が香取広域市町村圏事務組合「多古分署」に於いて開かれた。僧俗16名が参加した。救急車が到着するまでの救命処置の速さが傷病者の生存確率の向上と社会復帰の可能性を高めるという事がビデオなども使われ説明された。その後、傷病者の発見から心肺蘇生・AED(自動体外式除細動器)の使用をモデルの人形を使って実習した。何回も講習を受けていても、手順を間違えてしまい、繰り返し受講する必要性を宗務所長も述べていた。初めて受講した檀信徒協議会委員の方は「もしもし、大丈夫ですか」と傷病者の人形に声を掛けるのも戸惑ってしまった。「説明を聞いているのと、実際にやってみるのと大違いだ。」と実習を繰り返す必要性を感じて、二度三度AEDを作動させるところまでを繰り返し実習していた。
更に、喉に異物を詰まらせた時の異物の吐き出させ方や止血のやり方などが説明された。