全国の通信記事
2023年11月11日号
千葉東 香取市安興寺で法灯継承式
【千葉東】香取市安興寺で11月11日、第54世北尾義昭師から第55世滝本修司師への法灯継承式が営まれた。北尾師の退任式に続き、滝本師の入寺は、参道から山門へ樹齢400年の大杉を経て本堂へと、婦人会20人の団扇太鼓に大傘挿箱を従へ、式衆と共に唱題行での昇堂で始まり、檀信徒約100人が参列した。
北尾師は在住60年、昨年逝去の加代子夫人と共に本堂の大改修、向拝新築、庫裡新築、歴代墓所新設、墓所整備拡張の寺観一新、「安興寺誌」「法話のしおり」などの執筆刊行、布教伝道などに尽瘁。滝本新住職は挨拶で「前住職の北尾師とは叔父・甥の間柄で幼少の頃から訓育を受けてきました。開基以来700年余年の法灯をさらに高揚すべく決意し、日蓮宗宗務院に奉職しながらも、不惜身命で努めます」と力強く述べた。
2023年9月7日号
千葉東 普通救命講習会
【千葉東】9月7日、宗務所(大網白里市 法光寺住職 新川智康所長)主催により普通救命講習会が香取広域市町村圏事務組合「多古分署」で開催され、当日管内教師7名と檀信徒2名が参加した。講習に先立ち新川所長は「新型コロナ禍の中で救命講習会中断していましたが今年は開催することができました。応急手当てを基礎から復習し、学べると思います、手助けが出来るひとりとして活動して行きたい。」と挨拶された。
当日は、動画による応急処置の基礎知識と、心肺蘇生、AEDを使用しての実践、止血方法、異物除去法、回復体位を学んだ。今回も新型コロナをはじめ感染症に対応した心肺蘇生も学ぶ機会になった。救命救急時でもマスクを着用し、相手の直ぐ近くには顔を持って行かず、救急隊員に引き継いだら必ず手足を洗い、アルコール消毒をすること。倒れている人の身体が濡れている時は、タオルなどで拭いてからAEDをセットすること。拭くものが無い時は倒れている人の衣類で良いから拭き、電気ショックが適切に掛けられるようにすること。参加者は熱心に講習を受けていた。
救急車が来るまでには全国平均9分とされているが、新型コロナの影響で9分以上掛かっている現状を知り、居合わせ人が救命処置を行うことがいかに大切であるか、命を救う基礎知識を学ぶことが出来た。また、近くにあるAEDの場所をスマホに表示するアプリも開発されているので、有効利用することも勧められた。
更に、心臓が動かなくては命が助からないので、胸を押す心臓マッサージをいの一番に実施して欲しい。骨折する心配は無用で、たとえお年寄りでも最初に心臓マッサージをするようにと念押しされた。
2023年7月26日号
千葉東 てらこや・少年少女研修
【千葉東】青年会(長谷川雄宣会長)主催の少年少女研修が匝瑳市飯高寺(山田教周代務住職)において7月26日8時半~27日16時半の一泊二日で開催された。昨年は日帰りの研修だったが、24名の参加者が集まった。今年は、少年少女30名募集のところ31名が参加し、15名の青年教師が指導にあたった。その他、飯高寺の世話人さんが数人お手伝いしてくれた。
飯高寺は日本最古の大学と言われ、飯高檀林の跡地でもあり、多くの僧侶や沙弥が学んだ由緒ある聖地です。そこで、午前中に飯高寺境内で南無妙法蓮華経や宝塔偈の写経を行い、流しそうめんの昼食に舌鼓(したつづみ)を打った。午後から読経唱題の研修や清掃作業を体験し、その後、海でのフィールドワークを行った。また、晩には花火大会を開いて楽しんだ。27日午前中、海水浴を行い、午後から感想文を書いた。閉校式の後解散した。
ある母親は「厳粛な雰囲気での修行を体験させたかったので申し込んだ。」と話をしていた。また、開校式の挨拶で、飯高寺長谷川執事長は「多くのお坊さんが一生懸命修行をした このお寺で楽しい思い出も作ってください。」。協賛している千葉県東部宗務所の新川智康所長は「実践してから、色々学ぶ事も大切です。合掌はお互いに拝みあう形です。友達同士でも拝みあってください。保護者の方々、子供さんたちの新たな成長に期待して下さい。」参列した10数人の保護者たちは厳粛な雰囲気に満足そうであった。