2023年9月7日
千葉東 普通救命講習会
【千葉東】9月7日、宗務所(大網白里市 法光寺住職 新川智康所長)主催により普通救命講習会が香取広域市町村圏事務組合「多古分署」で開催され、当日管内教師7名と檀信徒2名が参加した。講習に先立ち新川所長は「新型コロナ禍の中で救命講習会中断していましたが今年は開催することができました。応急手当てを基礎から復習し、学べると思います、手助けが出来るひとりとして活動して行きたい。」と挨拶された。
当日は、動画による応急処置の基礎知識と、心肺蘇生、AEDを使用しての実践、止血方法、異物除去法、回復体位を学んだ。今回も新型コロナをはじめ感染症に対応した心肺蘇生も学ぶ機会になった。救命救急時でもマスクを着用し、相手の直ぐ近くには顔を持って行かず、救急隊員に引き継いだら必ず手足を洗い、アルコール消毒をすること。倒れている人の身体が濡れている時は、タオルなどで拭いてからAEDをセットすること。拭くものが無い時は倒れている人の衣類で良いから拭き、電気ショックが適切に掛けられるようにすること。参加者は熱心に講習を受けていた。
救急車が来るまでには全国平均9分とされているが、新型コロナの影響で9分以上掛かっている現状を知り、居合わせ人が救命処置を行うことがいかに大切であるか、命を救う基礎知識を学ぶことが出来た。また、近くにあるAEDの場所をスマホに表示するアプリも開発されているので、有効利用することも勧められた。
更に、心臓が動かなくては命が助からないので、胸を押す心臓マッサージをいの一番に実施して欲しい。骨折する心配は無用で、たとえお年寄りでも最初に心臓マッサージをするようにと念押しされた。