全国の通信記事
2026年4月28日号
佐賀 管区寺院総代統一信行会
【佐賀】4月28日に小城市のゆめぷらっと小城にて宗務所主催の管区寺院総代統一信行会が開催され、僧侶檀信徒約130名が参加した。
開会に先立ち、松島正英宗務所長を導師による法味言上がされた。松島所長の挨拶では、
遠忌に向け「知恩報恩」をスローガンに掲げ、檀信徒へ報恩行の実践を呼びかけた。
福岡県妙覚寺野出修輝師の「日蓮聖人750遠忌を迎えるお寺のあり方」と題した講演が行われた。檀家の由来や御遺文『忘持経事』をとりあげ、人は忘れる生き物であるが、「仏の心=お題目」は決して忘れてはならないと強調された。最後に、寺院の護持発展のために僧侶と檀信徒が「同心」となることが、日蓮聖人への最大の知恩報恩になると述べ、講演を終えた。
2026年4月19日号
長崎 鐘楼堂除幕式・落慶奉告式
【長崎】四月十九日、佐世保市鹿町町の圓徳寺(山田晴暁住職)において、鐘楼堂除幕式ならびに落慶奉告式が厳修され、新たな法音の誕生を言祝いだ。
圓徳寺には、開山上人が将来の伽藍整備を期し、境内に四百本もの杉を植樹された歴史がある。「将来、必ず寺の助けとなる時が来る」――。その杉のうち一樹が残り、その慈念を語る象徴として、長く護持されてきた。
杉の木そのものが新たな伽藍の一部となることは叶わなかったものの、その本懐は現代を生きる世代へと受け継がれた。寺報『杉の子』として息づくその意志は、鐘楼建立参列者へ授与される「守札」へと形を変え、一人ひとりの手に分かち合われた。
この歴史ある境内に新たな息吹を吹き込んだのが、一人の寄進者の純粋な信仰心であった。その方は決して裕福な境遇ではなく、一介の会社員として七十五年の長きにわたり、節制を重ねては実直に蓄えてきた私財のすべてを、この度の建立に捧げられたのである。「父母に褒められる最期にしたい」と、亡き父母への報恩の誠を志したその方の真摯な想いに、住職ならびに檀信徒が深く共鳴し、寺門一丸となってこの度の落慶へと漕ぎ着けた。
除幕を経て、清らかな鐘の音が初めて境内に響き渡ると、参列者は静かに合掌し、報恩の誠を捧げた。
天を仰ぐ杉の志は、今、鐘の音となって再びこの地を巡り始める。その清らかな響きは、形を変えて受け継がれる信仰の証として、永く人々の心に寄り添い続けるだろう。
2026年4月16日号
熊本 熊本地震物故者慰霊法要
【熊本】熊本地震の本震から10年目を迎えた4月16日、宗務所(濵田義正所長)と声明師会(竹迫裕恭会長)共催による「熊本地震物故者慰霊法要」が玉名市妙法寺であった。
法要は熊本地震により犠牲となられた物故者の追善供養を目的として執り行われたもので、竹迫会長をはじめ、県内の教師20名の有志が出仕し、荘厳な声明のもと、読経並びに回向が厳かに修された。また、濵田所長、村井信照宗会議員、宗務所役員、県仏教会の役員、県内教師、檀信徒協議会役員らが参列し、焼香をもって熊本地震で犠牲となった278人や自然災害でのすべての犠牲者に対して哀悼の誠を捧げた。
法要後に濵田所長は10年前を振り返り「その時を忘れず、震災の教訓を風化させずに後世へ必ず語り継ぐことが、災害の大きな備えになります」と感想を述べた。



















