全国の通信記事
2025年2月24日号
富山 串田教語師帰山式
【富山】令和七年二月二十四日、富山県富山市長清寺にて法華寺修徒串田教語上人の第初行成満帰山奉告式が執り行われた。修行を共にした清僧六名とともに行列と水行を行い、帰山奉告式では力強い読経が堂内に響いた。御宝前にて教語上人により奉告がなされた時は、涙する檀信徒の姿も見られた。来賓である池内瑞祥宗務所所長、福井教純修法師会会長よりそれぞれ、第初行御成満、管内、修法師会、教語上人の今後益々の御活躍、ご精進が祝辞で述べられた。教語上人は「檀信徒、家族、多くの方のお蔭で成満することができたが荒行成満はゴールではなくスタート。お題目を弘めるため、修法布教に邁進したい」と語った。
2025年2月16日号
新潟西 平山要輝師帰山奉告式
【新潟西】二月十六日、柏崎市萬福寺にて、平山要輝上人の第三行帰山奉告式が厳かに執り行われた。
当日は晴天に恵まれ、檀信徒約80名が参列。同行の修行僧とともに水行を行ったのち、本堂にて奉告式が厳修された。
今回の大荒行第三行において大黒相承を受けた平山上人は、奉告式の中で「今日という日を迎えられたのは、皆様のおかげです。修行したのは私だけではなく、留守を守ってくださった皆さまとともに修行しました。荒行でこの身に貯めた大黒様の福徳を、皆さんのもとへお配りします」と感謝の言葉を述べた。
2025年1月12日号
新潟西 恒例行事の塞ノ神
【新潟西】1月12日長岡市(旧和島村城之丘地区)で地区住民約20名が集まり恒例行事の塞ノ神が行われ、同地区の本行寺住職小田泰博師が地区内の家内安全・無業息災、世界平和・五穀豊穣・国土安穏を祈願した。地区住民が協力して組まれた高さ約10メートルの塞ノ神に火が入ると皆スルメや餅を焼いて新年の挨拶を交わした。
この地区では神社の祭礼も村寺の本行寺が執り行っている。ここでは「神主さんを頼んだことがない」と言い「村寺の本行寺様にお願いするのは当然」の事だという。小田住職は日頃から「(この地区で祀っている)八幡様も他の神様もみな法華経守護の善神」と説いており、この日集まった地区住民も「本行寺様にお祓いしてもらってありがたい」「気持ちも清められてまた1年を過ごすことができそう」と喜んでいた。小田住職は「伝統が続けられることはうれしい限り、これからも続くと良い」と話してくれた
行事に携わった1人が「11件の集落だがこれからも頑張って続けていきたい」と笑顔を浮かべていた。