全国の通信記事
2024年7月30日号
富山 第49回少年少女修養道場
【富山】日蓮宗富山県青年会は七月三十日、三十一日の一泊二日の日程で四十二名の参加者の基、修養道場を開催した。今年は参加者が昨年より十名以上の増加となった。
南砺市法雲寺に集合し、読経や仏前作法などを学び、その日の午後から金沢市の銀河の里キゴ山へ移動し、プラネタリウム鑑賞やビンゴ大会を行った。翌日は、バルーン水ロケットやピザ作りなどを楽しみ、笑顔溢れる修養道場は無事に円成した。
2024年7月15日号
新潟西 柏崎番神堂萬巻会
【新潟西】7月15日柏崎市番神堂(田村照明主管)で「萬巻会」が行われ、檀信徒80名あまりが参列した。
番神堂は日蓮大聖人が佐渡配流ご赦免のおりにご着岸されたとされる砂浜を見下ろす岬に建つお堂で、宗門史跡に数えられている。祀られている三十番神は日蓮大聖人自ら勧請されたもので、伽藍からは長い歴史を感じさせる。萬巻会もお堂と同様に長い歴史をもち、以前は「おこもり」といい、泊りがけで修行する信徒で賑わったと伝え聞く。
この日は、午後二時より僧侶十名が出仕する大祈祷会が行われ、参拝者の御祈願のほか地域や世界の安寧が祈念された。法要後には番神堂の主管である田村照明僧正による法話がおこなわれ、御題目信仰の大切さ、仏様の教えを生きているうちに活かすことの大切さについてが語られ、参加した檀信徒はみな真剣に耳を傾けた。そのほか開式に先立ち、寺庭婦人と信徒有志による和讃が奉唱され、僧俗一体となっての御題目の声が響き渡った。
翌16日には管内の有志僧侶と青年会員による「中越沖地震慰霊行脚」がとり行われ中越沖地震のほか本年正月に発生した能登半島地震など近年発生した災害にて尊い命を亡くされた方々の慰霊と被災地の復興が祈念され、市内には若手僧侶による力強いお題目と、番神堂の鐘楼堂からの慰霊の鐘の音が響き渡った。
2024年7月13日号
新潟東・檀信徒協議会総会並びに研修会
新潟県東部檀信徒協議会では7月13日、新潟市内のホテルイタリア軒に於いて総会並びに研修会を開催し、総勢67名の参加があった。
この度の研修会は協議会役員の発案により、日蓮宗全国檀信徒協議会が発行した冊子〈お寺は誰のためにあるの-菩提寺読本-〉を活用して研修を行った。
講師は東部宗務所の所員(本田義昌 伝道担当事務長・藤崎英人 宗務担当事務長・神田善輝 書記)が務め、それぞれが「信仰の継承について」・「日蓮宗の教えについて」・「お寺の行事や作法について」を担当し、ポイントを絞りつつ丁寧に分かりやすく、法話も交えながら冊子を読み進めて講義を行った。
1時間半の長丁場ではあったが、参加者は三人の講義を真剣に聞き入っていた。
研修後、檀信徒からは「日蓮宗についてわかりやすく解説して貰えてよかった。」「日蓮聖人の事をもっと知りたくなった。」「ご先祖のお墓に手を合わせに行って来ます。」「これからもお寺との繋がりを大事にします。」などの声が聞こえ、充実した研修会となった。