全国の通信記事
2025年3月1日号
東京東 大船渡市山林火災義援金募金
【東京東】令和7年3月1日、東京都東部管内の伝道センターと防災部、日青会が、岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災の被災者を支援しようと、葛飾区柴又題経寺の境内で義援金の協力を呼びかけた。
募金活動は翌日の午後にも行われ、被災地の復興を願う参拝者から総額25万513円が集まった。温かい志が込められた義援金は大船渡市の社会福祉協議会を通じて被災地へ届けられ、支援に役立ててもらう。
2025年2月22日号
東京東 外山寛大師が帰山式
【東京東】令和7年2月22日、深川七福神の大黒天を祀る寺院として知られる江東区圓珠院で、100日間の厳しい荒行を修め、初行成満した外山寛大師の帰山式が営まれ、檀信徒80名が見届けた。
はじめに帰山行列が行われ、高くそびえる旗を先頭に寛大師ら出行僧8名と檀信徒が深川浄心寺を出発。圓珠院に到着すると力強く水行が行われ、本堂で帰山奉告式が厳修された。式では祖父の深川浄心寺外山寛穂住職、親戚の圓隆院西村寛和住職、寛隆副住職が見守る中、圓珠院住職を務める父の東京東部修法師会外山寛実会長から寛大師に許証が手渡され、「よく頑張り抜いた」と労いの言葉がかけられた。
御宝前修法で初めての修法導師を立派に務め上げ、謝辞に立った寛大師は「荒行入行中に参拝者の方々を祈祷する外堂祈祷を数多く経験させて頂いた。その中で化他行を学び、日々の目標となった。これからも自身が他者や社会に何ができるか考え、力を尽くし、自行化他を実践していきたい」と誓い、皆に御礼を述べた。
2025年2月16日号
東京東 及川浩正師帰山式
【東京東】令和7年2月16日、葛飾区妙栄院で2度目の荒行を意味する再行を成満した及川浩正住職の帰山式が執り行われ、僧侶と信者を合わせ60名が参列した。
また地元メディアの取材も入り、ケーブルテレビ「J:COMチャンネル」やラジオ「かつしかFM」、地域情報サイト「まいぷれ葛飾」で帰山式の様子が広く伝えられた。
式に先立ち帰山行列が行われ、及川師をはじめとする出行僧6名を中心に僧侶と信者が柴又帝釈天題経寺(望月洋靖住職)を出発、題経寺の早崎淳晃執事長も行列に加わり、団扇太鼓を打ち鳴らしながら、商店が並ぶ参道や柴又駅前を練り歩いた。
妙栄院では、力のこもった水行で身心を清めた出行僧6名が本堂に上がり、読経と修法が営まれた。東京都東部宗務所の鈴木貫元所長と東京東部修法師会の外山寛実会長から祝辞を賜り、謝辞に立った及川師は「45歳の荒行は体がいう事をきかないことが多々あり、大勢の行僧に助けられて成満できた。自坊での帰山式もたくさんの人の助けがあって実現できた。本当に感無量だ」と御礼を述べた。
妙栄院は檀家がおらず寺院の規模も大きくはない。15年前の初行の時には準備ができず自坊での帰山式ができなかった。今回も断念しかけたところ「妙栄院で帰山式をやろう」と
声をかけ助けてくれたのが東部修法師会の小林正人幹事長、春日智昭上人、白川昌栄上人、髙橋龍晟上人、大西慶明上人だった。この5名には感謝してもしきれないという。
また、多くの信者が集まり地元メディアに取材されたのは、普段から寺庭婦人の理奈子さんが中心となってお寺を開放し、かご編み教室や演芸イベントなど、地域とのつながりを大切にしていることも大きいという。
及川師は地元メディアの取材に「これからも妻と共に、多くの人と丁寧に関わり、何事にも丁寧に取り組んでいきたい」と答えた。理奈子さんも今年、僧侶になるため信行道場に入ることが決まっている。



















