全国の通信記事
2024年7月28日号
熊本・益城町日眞寺で法灯継承式
【熊本】日眞寺(上益城郡益城町)で7月28日、第4世澤村顕一上人から第5世澤村眞脩上人への法燈継承入寺式が営まれ、多くの檀信徒が参列した。
日眞寺のある益城町は、平成28年の熊本地震の震源地であり、日眞寺も被害を受けた。その後の大雨での水害もあり、お寺の周辺では未だ工事が続いている。
前住職は体調が思わしくなく出席出来なかったので、当日の式典では、正干与人の東光院ご住職・松石賢哲上人より、住職の証となる払子と過去帳が継承された。
その後、眞脩上人は入寺奉告文を読み上げ、さらなる寺門興隆を御宝前に誓った。式典の後には、歴代廟を参拝し、清正公像を境内に建立されたので、開眼法要も執り行われた。
2024年5月19日号
熊本 熊本市静明院で法燈継承式
【熊本】静明院(熊本市西区)で5月19日、第32世落水泰明上人から第33世安武泰光上人への法燈継承式が営まれ、多くの檀信徒が参列した。
静明院は熊本市西区の本妙寺の塔頭寺院として、加藤清正公以降歴史は古い。法燈を守ってきた落水泰明上人から安武泰光上人に、住職の証となる払子と過去帳が継承された。
その後、安武泰光上人は奉告文で『自分は一般家庭ながらも静明院の娘と縁を結ばせてもらい、出家得度を決意した。また僧侶となって荒行を出た後、重い病気のため生死を彷徨うも諸天善神のご加護に依って生還した経緯を述べ、その恩に報いるため檀信徒のために法燈を継承する。』と述べた。またお礼の挨拶では『お寺の名が表すように、静かで明るい寺を目指す』と決意を新たにした。
2024年4月27日号
熊本 山都町長久寺で入寺式
【熊本】長久寺(上益城郡山都町)で4月27日、第7世山本生成上人から第8世山本剛典上人への入寺式が営まれ、約60名の檀家が参列した。
入寺式は寺族と檀家のみで営まれ、法燈を守ってきた生成上人から剛典上人に、住職の証となる払子と過去帳の法燈が継承された。
剛典上人は奉告文で『師父が入山して46年が間、本堂内陣を整備し祈祷堂の建立をするなど寺門興隆に尽力され、私も行学の二道に励み精進するのみ』と読んだ。
法要の後生成上人には、今までの功績を称えて甲斐弘司総代会長より感謝状が贈られた。また剛典上人へは目録が手渡されお礼の挨拶で『師父が入山したのは私が生まれた年、この法燈を守って行きたい。さらにその法燈を息子に継承して行くので、安心していてください』と語った。