全国の通信記事
2025年4月29日号
大分 いのちを学ぼう!子ども道場
【大分】全国日蓮宗青年会伝道弘通委員会主催(上木龍雄委員長)の「いのちを学ぼう!子ども道場」が4月29日、佐伯市本行寺にて開催され、九州各地より親子40名が参加した。「いつも私たちが頂いている命に感謝をする」ことを目的としたイベントで、参加者は近くの海で魚釣りをし、釣れた魚を自分達の手で絞め、本堂で供養を行い、最後は味噌汁や焼き魚として食した。
同寺の住職でもあり、幼い頃から釣りが得意である上木委員長は「スーパーでしか魚を見たことのない子どもに命を頂くという体験をさせたかった。生き物への感謝を伝えることもお寺の役目だと思う」と語った。初めての魚釣りに興奮した様子で「楽しかった!絶対にまた来る!」と話す子どもの姿が印象的だった。
2025年3月4日号
大分 第63回護法大会
【大分】宗務所(佐々木浩文所長)主催の第63回護法大会が3月4日、大分市法心寺を会場に管区内の僧侶や檀信徒ら大勢が参加した。護法大会はこれまで、新型コロナ感染拡大の影響を受け延期となっており、令和元年以来、6年ぶりの開催となった。大会では戦後80年〜いのちに合掌と題し、社会保険労務士 篠原事務所代表 篠原丈司氏による「夢を叶える時間術」(後悔しない時間の使い方)の講演、午後からは管内総檀方中先祖施餓鬼法要並びに国祷会が営まれた。
篠原氏は、本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術や時間術の目的と構造を説明された。聴聞した参加者からは、「初めて高座説教を聴いて感動した、次「一日一日を大事に過ごしたい」、「毎日何となく過ごしてましたが、主体性をもって時間を使いたい」等の声が聞かれた。
2025年2月22日号
大分 上木龍雄師帰山式
【大分】佐伯市本行寺に於いて、上木龍雄住職の日蓮宗大荒行堂、三百日成満の帰山奉告式が2月22日に、僧侶檀信徒約200人が参列し、盛大に執り行われた。
龍雄師は、百日間の水行と読経で、鍛えあげられた声で高々と帰山奉告文を読み上げ、式後には「悲願であった参行成満が出来ました。先代でもある師父が参行入行を志すも亡くなり、その思いもあり入行を決意しました。しかし厳しい修行の中で体調を崩すも、同行の存在や壇信徒の存在がとても励みになりました。修行で得た福徳力を壇信徒へ返していきたい。」と謝辞を述べた。
修行を終えた龍雄師は、大黒様のように満面の笑みを浮かべ、本堂中も笑顔であふれていた。