全国の通信記事
2025年2月21日号
佐賀管区で帰山式
【佐賀】再行を成満した小寺亮佑師の帰山式が二月二十一日、多久市等覚寺で行われた。晴天にも恵まれ、管区内外から駆け付けた同行僧六名と共に水行、報告式と滞りなく進んだ。謝辞では、支えてくれたすべての方々へ感謝の言葉が述べられ、結びに留守を預かった寺族へ恩返しを固く誓い閉式となった。
翌二十二日には同じく再行を成満した松島正静師の帰山式が佐賀市國相寺で行われた。同師は平成二十七年度の初行以来十年ぶりの入行で、強い意志が伝わる読経の音声は管内教師に留まらず、檀信徒も熱心に耳を傾けて合掌していた姿が印象的だった。
両師共に子供からの花束贈呈では笑顔がこぼれ、帰山の喜びと安堵感に満ちた様子で堂内から拍手が沸いた。
今後の更なる活躍が感じられる帰山式となった。
2024年11月16日号
佐賀 護法大会
【佐賀】宗務所は11月16日、平成29年以来7年ぶりとなる護法大会を佐賀市文化会館で開催し、僧侶檀信徒約700名が参加した。「つなげようお題目のともしび」と題し、子供・孫世代への信仰の継承をスローガンに掲げられた。
同県檀信徒協議会・大串和夫会長の開会宣言にて幕が上がり、修法師会の御本尊開眼の修法、寺庭婦人会による和讃が奉納された。
続く高座説教には熊本県日感寺・塩田和香師が登座した。テーマを「いのちのくすり~仏さまの処方せん~」とし、歌手・美空ひばりさんの信仰を引き合いに、お題目の尊さについて語り、「川の流れのように」を全員で熱唱し、会場から拍手喝采を浴びた。
午後からは光勝寺貫首、松島正英宗務所長を導師に法要が営まれた。雅楽部の演奏にて厳かに始まり、読経中には地涌の菩薩に扮した小沙弥たちが登壇、お題目では会場全体でうちわ太鼓を叩き場内にとどろかせた。
結びに、実行委員長を務めた亀川浩俊師が、熱気を帯びたホールに、半年間練習を重ねたという三線を披露、最後に会場を大いに沸かせて閉会宣言し幕を閉じた。
参加者からは、「初めて高座説教を聴いて感動した、次回も参加したい」、「今日の良き経験は必ず家族の皆に伝えます」等の声が聞かれた。
2024年7月22日号
佐賀県青年会主催少年少女行学道場
佐賀県青年会主催による少年少女行学道場が、唐津市本立寺にて七月二十二日から二十三日にかけて開催された。一日目の日中にはお経と礼儀作法練習、かき氷づくりや団扇づくり、夜にはバーベキューや花火を行い、二日目には仏教や日蓮宗のことを学べる宝探しゲームや流しそうめんが行われた後に、本年の少年少女行学道場を無事に終えた。宝探しゲームでは、班ごとに解答用紙が渡され、境内に隠された教箋を宝に見立てて探し、そこに書かれていることをヒントに謎を解いたり、一日を通して学んだことを班内で共有して答えを出したりと、参加者たちが協力して課題を達成していた。また、帰宅前に参加者たちが記した感想文の中には、「友達ができた」、「次も参加したい」、「仏教が生まれたのがインドだと分かった」などがあった。