全国の通信記事
2024年7月23日号
愛知尾張 少年少女夏季修養道場
【愛知尾張】尾張日蓮宗青年会は7月23日~24日の日程で、一宮市国照寺(高尾龍友住職)を会場に第45回少年少女夏季修養道場を開催し13名が参加した。
今回は色濃く仏事に触れさせる事をテーマに、閉講式を兼ねた子ども達が主体となった記念法要が企画された。鏧子や木柾や経題の発音などを子ども達がおこなうよう役割を分担し、青年会員指導のもと練習に励み、本番では見事に法要をやり遂げ保護者からは感動の声が上がった。また「祈り」や「追善供養」の大切さを知るための講義が開かれ、お守り作りや塔婆書きもおこなわれた。
スイカ割りや班対抗のゲーム大会では、子どもたちの顔から笑顔が溢れ大変盛り上がりを見せた。
この2日間は子ども達にとって普段することのない体験の連続であり、多くの学びの場となった。「本当に楽しかった。」「来年も絶対参加したい。」などの喜びの声が多く上がった。
2024年3月16日号
愛知尾張 一宮市妙泰寺で法灯継承式
【愛知尾張】3月16日、一宮市妙泰寺において第46世松永寿遠師から第47世松永寿康師への法灯継承式がおこなわれた。管内外有縁の僧侶や檀信徒ら約100人が参列する中、午後2時に開式され、石川友基宗務所長より辞令伝達がおこなわれ、その後寿遠師から寿康師へ払子が継承された。寿遠師は昭和56年に住職に就任し、昭和62年から平成元年にかけて本堂・書院・庫裏の再建事業をおこない、妙泰寺の整備に尽力した。宗門の役職では宗務所長、協議員議長、修法師会会長等を歴任し、石川宗務所長や勇師法縁愛知三重支部長の亀廣慈宗師が祝辞の中で寿遠師の功績を称えた。新住職の寿康師は謝辞で「今までを振り返ると、周りの方々のおかげで様々な気付きや学びを得る事が出来、また深いご縁によってここまで導いていただいたように思う。今後は地域の人々に足を運んでもらえるようなお寺作りを目指していきたい。そして皆様と共に法華経を学び、共にお題目を唱えていく事が自分の使命であると思っている。」と語った。当日は妙泰寺の新たな門出を祝うかのように晴れ渡る空が広がり、和やかな雰囲気の中、式は幕を閉じた。
2024年3月5日号
愛知尾張・中部教区檀信徒研修道場を開催
【愛知尾張】3月5日から6日にかけて、岩倉市長遠寺に於いて、中部教区檀信徒研修道場が開催された。今年度は尾張宗務所の担当で、中部教区各管区より合計44名の檀信徒が参加した。1日目の第一講では伊丹理惠師(京都市尊陽院内)が講師として登壇し、アーティスト・設計士と共に空き寺であった尊陽院を再建していく過程の話やそこで感じた想いを交えながら、「過去に縛られたり、未来を不安に思うのではなく、自身の心に素直になって今何をするべきなのかという事に目を向けて欲しい。」と語った。第二講では三大寺聡温師(犬山市妙感寺住職)が「菩提寺読本 お寺は誰の為にあるの」を題材に、宗門の歴史やこれからの社会における寺院と僧侶の在り方について語った。その後宿泊先のホテルにて夕食をとり、参加者同士で懇親を深めた。2日目の第三講では則武幸嗣師(あま市泉龍寺住職)が第二講に引き続き、「菩提寺読本 お寺は誰の為にあるの」を題材に、法華経と日蓮聖人の教えについて語った。講義終了後には、唱題行がおこなわれ参加者の力強い声が堂内に響き渡り、2日にわたる檀信徒研修道場は滞りなく終了した。