全国の通信記事
2025年3月29日号
愛知尾張 岩倉だるま市
【愛知尾張】3月29・30日に岩倉市光昭寺(竹内英皓住職)にて「岩倉だるま市」がおこなわれた。
この行事を始めるきっかけとなったのが、竹内師が毎年奉職している「富士毘沙門天」で知られる富士市妙法寺(高橋尭薫住職)の毘沙門天大祭にて、全国からだるま屋が出店し大勢の参拝客で賑わっている様子に感動し、岩倉の人々にもその賑わいを味わってもらいたいと思った事だった。
開催にあたり当日は竹内師に縁のある高崎市の「茂田だるま」が出店した。茂田だるまは一般的に知られる福だるま以外にも、干支だるまや河童やゴリラなどの動物を描いた様々なユニークなだるまも販売している。
また他にも初日はビーズで作られた雑貨を販売しているしのはらみわ氏や富士市のコーヒー専門店「シュテルネ」などの出店があり、2日目はそれに加えて「あいち手作り甲冑サポート塾」による段ボールで作られた手作り甲冑を着る体験ブースも出店され、光昭寺は多くの参拝客で賑わった。
竹内師は岩倉市の商工会にも在籍しており、日々異業種の人々と意見交換をし情報を得て、寺の発展に役立てようと試みている。
当日は岩倉市の「岩倉さくらまつり」の開催期間中という事もあり、その運営に携わる商工会のメンバー達も光昭寺を訪れ談笑する場面も見られた。
竹内師は令和5年10月に住職認証の辞令を受けたばかりで、「元々何の関わりも無いお寺を継がせていただくご縁を頂戴したので、お寺の再興を目指すとともに地域貢献をさせていただきたいと思っている。また檀家数の少ないお寺なので、だるま市を通して光昭寺を認知してもらい沢山の方とご縁を結んでいきたい。」と新住職としての意気込みを熱く語った。
2025年3月8日号
愛知尾張 護法大会
【愛知尾張】3月8日にあま市の實成寺(渡邉英晃住職)において、尾張檀信徒協議会主催の護法大会がおこなわれた。
教師約35名、檀信徒約85名が参加し11時より厳かに法要がおこなわれ、その後休憩に入り昼食がとられた。昼食中は教師と檀信徒が一緒になり、会話を弾ませ和やかなひと時を過ごした。
昼休憩終了後の12時45分より、身延山久遠寺共栄部長の松本学尭師(南巨摩郡蓮華寺住職)による法話がおこなわれた。松本師は日蓮聖人や法華経の話に宮沢賢治氏の「雨ニモマケズ」などの話を織り交ぜながら信仰の大切さを説き、身延山が掲げるスローガン「共に生き、共に栄える」の意味を伝えた。
14時45分からは尾張日蓮宗青年会会員の導師のもと唱題行がおこなわれ、堂内に力強いお題目を唱える声が響いた。
参加者からは「法話を聞いて、また身延山にお参りにいきたいという気持ちになった。」「たくさんの方々と有難いお題目を唱えることが出来て良かった。」との喜びの声が聞こえた。
2025年2月14日号
愛知尾張 則武峻大師の帰山奉告式
【愛知尾張】2月14日、あま市日妙寺(則武憲嗣住職)において、初行を成満した則武峻大師の帰山奉告式が執り行われた。午前10時より唱題行脚にて帰山し本堂にて一読後、管内教師15名、檀信徒約80名が見守る中、峻大師は7名の行僧と共に力強い水行をおこなった。その後の本堂での帰山奉告式で、御宝前にて気迫のこもった修法がおこなわれ、奉告文が読み上げられた。
最後の謝辞では「祖父が1月25日に遷化し、『ただいま』と祖父に帰ってきた報告をするために何がなんでも成満するという気持ちで頑張って参りました。成満できたのは家族、檀信徒の皆さん、そして初行の仲間達、多くの方々のおかげです。今後の私の活躍が皆さんに対しての恩返しになると思います。これからも慢心せず日々精進して参ります。」と語った。