全国の通信記事
2024年11月10日号
神奈川3 かみふなかミニコンサート
【神奈川3】十一月十日(日)、小田原市蓮華寺(羽田鳳照住職)に於いて、「かみふなかミニコンサート」が開催された。
この度のコンサートは今回で三回目となり、過去二回同様に地元コミュニティ組織との共催で実施され、バンド演奏やオカリナ、三味線、雅楽や小田原ゆかりの歌舞伎演目「外郎売」の口上が披露されるなど、計十二組が出演し、一八〇名超の来場者が演奏を楽しんだ。
また、演奏だけではなく客殿も開放し、民生委員やボランティアなどスタッフが準備した軽食の接待もあり、世代や年齢を超えた交流会の場ともなった。
閉会の挨拶で自身もサックス四重奏と雅楽で出演した修徒・羽田鳳竜師は「昨今、『誰にも迷惑をかけない』という考え方が市民権を得ていますが、私はそれに少し異を唱えたいと考えています。今日の私の演奏はもちろん、開催するにあたり、多くの方にご負担・ご協力そして迷惑をかけながら今日のコンサートを終えようとしています。それでも私たちはお互いに迷惑を掛け合い、その度に許し合い、そして支え合うことで共に生きていけるのだと改めて実感しています。そしてその証拠に多くのスタッフのご尽力があって無事円成となりました。本日は本当にありがとうございました。」と結んだ。来場者からは四回・五回と継続開催を望む感想が多く聴こえ、地域活性化の重要な催しとなっていることを強く感じられる一日となった。
2024年6月16日号
大阪市 本長寺Special Jazz Live
【大阪市】令和6年6月16日、午後3時より、大阪市本長寺にて恒川裕子さんを偲んで、Special Jazz Liveが開催された。
恒川裕子さんは、本長寺の瀬川和久住職と大阪府立高津高校の同窓生で、東京芸術大学ピアノ科を卒業。ワイマール・リスト音楽院、ウイーン国立音楽大学、スイス・ヴゥヴェイなどの音楽セミナーに参加。コンサートに出演。ロシア、サンクトペテルブルクの日本大使館、ロシア大使館主催のコンサートに出演。元四天王寺大学教授、大阪音楽大学、大阪教育大学等の講師をつとめる。
約10年前、大阪中津に音楽サロン&ギャラリー、LeNuvole(レ・ヌーボレ)を創設し、後進の若きピアニストの発表の場を提供してきた。
令和3年1月3日住職と久し振りに再会したが、少々の異変に気付き受診を勧めた所、膵臓癌(第4期)と判明し、令和5年8月28日、72歳の生涯を閉じた。癌を発見してから、住職が病院の相談や保証人をつとめ、精神的にフォローをし、死後の相談にも乗る内、亡き夫の禅宗、自分の両親の真宗から日蓮宗に改宗し、葬儀等を住職に一任し、墓を本長寺に建立して、永代供養することとなった。経営していたLeNuvoleは、住職が引き継ぎ、愛用の世界の名器、スタンェイのグランドピアノのうち、一台を本長寺に、もう一台を身延山久遠寺に奉納することになった。
今回ピアノを演奏したのは、高津高校の先輩でもある大塚善章さん。2015年には世界最高齢バンドとしてギネスブックに認定されてもいる、今年90歳とは思えぬ矍鑠とした演奏を披露された。バイオリンは長野昭子さん、ベースは岩田晶さん。
計15曲を満員のお堂の中に響き渡らせた。
2024年5月19日号
神奈川2 開山会・こころのやすらぎコンサート2024
【神奈川2】鎌倉市扇ガ谷 大乗山薬王寺(大埜慈誠住職)において、五月十九日(日)、毎年五月に開催している日像聖人が薬王寺創建開山会「心のやすらぎコンサート(心のやすらぎコンサートは、毎年五月第三日曜日に開催)」を開催した。今年は、「笑って心も体も元気に」をテーマに、ものまね芸人の「ミックル藤井」氏によるモノマネコンサートを実施。本堂からあふれるほどの約七十名が集まった。参加者は、大いに腹から笑い、歌って盛り上がった。大埜住職は、「暗いニュースが多い中、皆さんには大いに笑っていただいて良かった。笑って心身ともに元気にいきましょう。」と挨拶をされた。参加者からは、「また来たい」と笑顔のまま境内をはなれ帰路につかれていた。