全国の通信記事
2017年7月25日号
東京南 第34回子供の集い
【東京南】7月25日から2泊3日の日程で、東京都南部日蓮宗青年会(古河良啓会長)主催、「第34回子供の集い」が身延山武井坊(小松浄慎住職)で開催され、41名の子ども達が参加した。
初日、参加者たちは入堂や数珠の持ち方、読経を練習。昨年度の子供の集い経験者が、初参加者へ一生懸命に教えながら取り組んでいる姿に子供たちの成長の姿が見られた。
また、今年度は武井坊ご宝前へ朝夕の仏飯のお供え体験がカリキュラムに組み込まれ、子ども達にとって目に見えない仏様へのご給仕は、とても新鮮に感じられた様子であった。
二日目は思親閣まで徒歩で登詣をし、午後は僧侶の指導の下で写経体験。
最終日は、静岡県富士市に移動し、富士マリンパークにてプールに興じ全ての日程を無事に終えた。
参加者の一人は「8月の御盆におばあちゃんの家に行くのでお寺で学んだことを実践したい」と話し、充実した笑顔が大変印象的であった。
2017年5月13日号
東京南 第7回寺町ウォーキング
【東京南】5月13日、東京都町田市において日蓮宗東京都南部宗務所主催の「寺町ウォーキング」が行われた。最終回となる第7回は「開発地域の寺院の歴史・文化に触れる」をテーマとし、15名の参加者と8名の僧侶らは東京都町田市能ヶ谷町から三輪町周辺を散策した。
出発地となった蓮清寺(町田市能ケ谷町1044)では、東京都南部宗務所所長・石井隆康師(目黒区・立源寺)を導師に開講式が行われ、その後、蓮清寺副住職・梅本明宏師より「夏お召し講」について解説がなされた。夏お召し講は、川崎市西部から町田市の東端に亘る地域の講中で、毎年大本山池上本門寺の大堂に安置される日蓮聖人御尊像の肌着と白衣を奉納しており、その成立は18世紀末頃まで遡るとされる。
蓮清寺をあとにした一行は、次に旧白洲次郎邸武相荘を拝観し、白洲次郎氏の書斎や愛用品等を見学した。続く妙行寺(同能ヶ谷739)では参拝の後に昼食をとり体を休めた。その後、最後の目的地である妙福寺(同三輪町811)へは、雨天のためバスでの移動となった。
妙福寺では澁谷辨要住職より、同寺の縁起と、本来は散策予定であった多摩丘陵一帯の原風景についての説明がなされた。
都心在住の参加者の一人は「東京とは思えない自然豊かな環境で心が落ち着いた。それぞれのお寺の上人から話を聞き、町田市能ヶ谷・三輪町地域に古くから続く法華信仰の息吹を感じることができた」と充実した様子であった。
2017年2月14日号
東京南 富田泰陽師帰山報告式
【東京南】平成29年2月14日 午前10時半より水行。午前11時より檀信徒・麻布十番町内会100名が集まる中、大法寺住職 富田泰陽上人の第参行帰山報告式が執り行われた。富田上人は挨拶の中で「大黒様の福徳は自らだけに留まらず、皆と笑顔を共有すればこの福徳はあふれんばかりになると思います。今後はこの大法寺に訪れる人が老若男女問わず、皆、大黒様のような笑顔に慣れる。このような寺院を築きいて参りたいと思います」