全国の通信記事
2020年3月29日号
長野・思い出詰まった人形供養
【長野】長野県日蓮宗青年会(小島一洋会長)は令和二年三月二十九日(日)長野県上田市 長光寺において「人形お焚き上げ供養会」を開催した。県内外から、思い出の詰まった人形・子どもたちの健やかな成長を願われ、役目を終えた人形・ぬいぐるみ等が本堂の御宝前いっぱいに寄せられ、僧侶が読経し供養された。
当初、供養会は檀信徒とともに営まれる予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮して規模を大幅に縮小し、檀信徒の入場を取りやめ、僧侶の参加人数も制限して行われた。
小島会長は、「供養会自体を中止することも考えたが、お人形に込められた思いを供養してほしいという気持ちはとても尊いもの。規模は縮小したが、精一杯の気持ちを込めてその使命を終結させることを考えた。」と開催への想いを話した。 今回の供養会で納められたお布施は、昨年の台風19号で被害を受けた県内自治体へ寄付を行う。
2019年11月16日号
長野 伊那市三澤寺で武田正幹上人の入寺式
【長野】伊那市三澤寺で11月16日、第41世伊藤龍昌上人の退寺式と第42世武田正幹上人の入寺式が営まれた。同寺では無住の状態が続いていたが、武田上人の入寺が決定し無事法燈が継承された。総代会の三澤修一会長は「若い住職に来ていただき、檀家一同喜んでいる」と述べ、僧俗一体となってお寺を盛り上げていく決意を新たにした。
同寺は御遺文「三澤鈔」の三澤入道の小庵建立をもって創立とされ、開創年は1440年代とされる。長い歴史を持つ同寺の未来を担う新住職に大きな期待が寄せられた。
2019年10月20日号
長野 お寺で吹奏楽!
【長野】安曇野市一乗寺本堂で10月20日、第7回ほうおん音楽会(おんがくえ)が開催され、僧侶檀信徒一般合わせて約60名が参加した。
ほうおん音楽会は一乗寺千野泰信住職の所属する吹奏楽団体「松本ウィンズ・コンソート」により、指揮者の戸田顕氏が編曲した仏教讃歌『三帰依文』や定番の曲目、オリジナル曲などを演奏した。仏教讃歌の際には一乗寺修徒千野慧蓮師が代表を務める和讃隊との共演もあり、会場と相まって一般的な吹奏楽コンサートとは違う雰囲気に包まれていた。
毎年参加している檀信徒もある中、初めて参加した一般の方は慣れない場所等に戸惑いはあったようだが、次第に雰囲気と楽曲に入り込んでいき最後には拍子を取るなどして楽しんでいた。
松本ウィンズ・コンソートとしても「一乗寺で演奏できることは励みになり、有り難いことだと感じています。これからも末永く活動していきたいと思っています」と挨拶をしていた。