全国の通信記事
2022年5月8日号
長野 千曲市法輪寺で法灯継承式
【長野】千曲市法輪寺で5月8日、第21世中澤要良師から第22世中澤要翠師への法灯継承式が営まれ、僧侶や同寺護持会役員・檀信徒ら約150人が参列した。
50年間、住職として修養会の発足、本堂屋根改修や大客殿・庫裡の新築工事など寺門興隆に尽力した要良師は「地域にひらかれたお寺を目指してやってきました。50年間務められたのは檀信徒のお陰です」と謝辞述べた。
要翠新住職は「改めて歴代住職が取り組んできた地域を大切に、人が集まりやすいお寺を引き続き目指していきたい」と力強く語った。
法要に先立ち行われた入寺行列においては、大勢の地域の人が沿道にあふれ、行列を見守った。檀信徒による万灯・チビッコ万灯が新住職の門出に花を添えた。
2021年6月5日号
長野 富士見町眞福寺で入寺式
【長野】長野県諏訪郡富士見町の眞福寺において6月5日に入寺式がとり行われた。新型コロナ感染拡大防止のため人数を制限したが、僧侶や同寺護持会役員、檀信徒ら45人が参列する中、小林尭顕上人が第54世住職として法灯継承した。1985年に法灯を継承した第52世の玉田寛清上人が2017年に遷化。小林新住職は一昨年から副住職と実務に励み、身延山のつとめを終えて住職に就任した。僧侶や寺関係者らと列をつくり、日蓮上人が説法をした時に使ったとされる「高座石」から寺まで行進。多くの区民が沿道に出て行列を見守っていた。小林住職は「眞福寺の長い歴史の中の一人に名を連ねられたこと、歴史を継承されてきた上人に感謝します。精一杯務め、お寺を盛り上げたい」と語った。護持会長の佐伯典彦さんは「待ちに待った新住職。若いご夫婦に入っていただいて感謝している。お寺と協力し、楽しみな眞福寺にしていきたい」と話した。
2020年12月22日号
長野 白木智明師本葬儀
【長野】諏訪市高國寺第十九世、岡谷市育恩教会担任白木智明師の本葬儀が十二月二十二日、高國寺にて営まれた。
白木師は十二月十四日に世寿七十歳で遷化。法号は顯正院日明上人。昭和五十四年に高國寺住職に就任。二度の大荒行堂と信行道場副主任を四度就任。教誨師を務めるなど宗門と地域の両方にわたり邁進した。
平成十三年に病に倒れ、平成十八年に現在の住職白木智康師へ払子を継承。以後家族の看病の元で院主となっていた。
コロナ禍においても高國寺役員・寺院関係者を含めて百名以上が早い別れを惜しんでいた。