全国の通信記事
2024年11月8日号
山梨1 第76回日蓮宗教学研究発表大会
【山梨1】令和6年11月8・9日(金・土)、日蓮宗宗務院・立正大学・身延山大学共同主催による第76回日蓮宗教学研究発表大会が身延山大学を会場に開催された。コロナ禍をはさみ7年ぶりの身延山での開催となった今大会には、多くの来賓をはじめ宗内外の研究者約40名が集まった。
今大会においては、各研究者による研究発表のほか、1日目午後の部では、望月海慧身延山大学長、寺尾英智立正大学学長を講師に迎え、それぞれ「内陸アジアにおける『法華経』」「『日蓮聖人註画讃』の諸本再考」という題目のもと、特別記念講演が行われた。
1日目午後5時より、場所を下部ホテルに移して開催された授業式・懇親会では、前年度の学術雑誌に発表された論文もしくは著書を対象に日蓮教学の学的発展に寄与した研究に対し立正大学日蓮教学研究所から授与される望月学術賞を三輪是法立正大学教授k(『近現代日本における日蓮信仰』法蔵館)が受賞した。
2日間にわたり盛大に行われた教学研究発表大会は、木村中一大会長の御礼の言葉をもって締めくくられた。
2024年9月5日号
山梨1 志摩坊で国際的な仏前結婚式
【山梨1】身延山内の宿坊である志摩坊にて、9月5日(木)にアメリカ在住のコロンビア人夫婦、デイビット・ヒメネスさんとジュリアナ・ナバロさんの仏前結婚式が執り行われた。志摩坊にて仏前結婚式を行ったきっかけは、数か月前にジュリアナさんの妹夫婦が志摩坊へ宿泊し、景観に感銘を受けた事から勧められたことにある。身延町で美容室を営む志摩坊の檀家さんにより着付けが行われ、夫婦は凛々しい着物姿で結婚式に臨んだ。結婚式では、門前町の三河屋珠数店による協力のもと事前に制作した腕輪数珠の交換が行われ、二人は息を合わせ御宝前にて誓いの言葉を述べた。日本の伝統的な儀式である三々九度の盃を行った後、式長を務めた佐藤順行住職より結婚の証明が授けられた。仏前結婚式を挙げたデイビットさんとジュリアナさんは「素敵な着物を着て、日本の伝統的な式を挙げることが出来ました。特別な結婚式になり心から感謝しています。」と話していた。佐藤住職は「国籍を問わず、ご夫婦の幸せを祈ることが出来て光栄です。仏前結婚式を通じて、また身延山へ足を運んでくれることを願います。」と語っていた。
2024年4月14日号
山梨1 女性研修会
【山梨1】山梨県第一部檀信徒協議会(大野義嗣会長)と山梨県第一部宗務所(望月海俊所長)主催による「女性研修会」が、4月14日(日)身延山久遠寺講堂にて開催され、102名の檀信徒が参加した。望月海俊宗務所長は「感謝の気持ちを忘れないという事が、日々の信仰の中で大切なことです。おかげさまの繋がりが安穏な一日一日につながってきます。このような研修会を契機としまして、おかげさまの日々を送れるように努力していきましょう」と挨拶を述べられた。今年度は桑名法晃師(身延町 妙法寺副住職 身延山大学講師)を講師に迎え、『日蓮聖人と俱に~日々の信仰の心得~』と題し講話が行われた。講話では、日蓮聖人の思い、久遠のお釈迦様の大慈悲の心、私たちが日々どのように信仰していくべきかが詳細に説かれた。講話後には、日蓮聖人の御遺骨が安置されている御真骨堂へと参拝した。正午からは、山梨県第一部法華和讃信行会による法華和讃奉詠がおこなわれ、檀信徒は和讃の心地よい響きに体を揺らしながら聴聞していた。