全国の通信記事
2024年5月17日号
宮鹿沖 鹿児島市教王寺法燈継承式
【宮鹿沖】5月17日 鹿児島市教王寺で第4世冨田義浩師の本葬儀並びに冨田晃義師の法燈継承式が行われた。九州を中心に約120人以上の僧侶檀信徒が参列した。
午前11時に第4世冨田義浩師の本葬儀、午後12時半に新住職第5世冨田晃義師の法燈継承式が行われた。
総代謝辞に筆頭総代の中村誠さんは「檀信徒一同は亡くなられた先代住職義浩師に願いを継ぎ、第五世晃義師と教王寺を支え煌々と教王寺が再燃していきますよう力合わせたい」と述べた。
新住職第5世冨田晃義師の謝辞では、「先代義浩住職の病状が悪く教王寺住職になる覚悟を三回した。その時どのようにお寺を盛り立てていこうか考えたときに、僧侶の役目は布教であると思った。日蓮宗の僧侶として大切なことは、妙法蓮華経の教え、お題目を布教することだが、徐々に世代が変わるごとに信仰の継承がされていないことに気づいた。本日法灯継承したが、師父の想いを引き継ぎ、少しでも参拝者檀信徒の皆様が、安心して合掌してお題目を唱えられる環境そのようなお寺づくりを目指したい」と熱く語った。
2023年12月8日号
宮鹿沖 「認知症カフェ」
【宮鹿沖】12月8日、宮崎県都農町龍雲寺と町役場主催の「認知症カフェ」が龍雲寺で開催された。この行事は、日本の65歳以上が5人に1人認知症になっている事への対策として、地域の開けたお寺を掲げる龍雲寺で取り組まれる事となった。
当日は参加予定人数30名を超える40名が参加。お茶を飲みながら住職(吉田憲由師)による「イキイキ生きる為の話」や、副住職(吉田憲史師)の「団扇太鼓」を使った認知症予防のレクリエーションが行われ、参加者はお寺の雰囲気を感じながら、「歌う・見る・叩く」という3つの事を同時に行う太鼓での予防対策に楽しみながら学ぶことが出来た。また参加したいと笑顔を見せていた。
住職は「今回、お寺と役場や団扇太鼓と童謡が交わる初めての取り組みとなった。参加が地域の方々という事もあり、童謡を歌いながら団扇太鼓を叩く事で、更なる信仰や皆の健康に繋がる事を願っている」と語った。
2023年11月28日号
宮鹿沖 三県檀信徒研修道場
【宮鹿沖】令和5年11月28日、第31回宮崎鹿児島沖縄三県檀信徒研修道場が宮崎市本永寺(管区宗務所 黒木浩順住職)にて開催された。
90名近くの檀信徒が集まり、講演や、日蓮聖人身延山御入山750年報恩法要並びに立正安国世界平和祈願が執り行われた。
講演では吉良貴徳師(日向市 本光寺副住職)が私たちの根っこにある御先祖様に手を合わせ、パートナー、家族と支え合い思いやりの心を育んでいく大切さ、また檀信徒の皆様に支えてもらっているからこそ私たちはお寺を護ってこれているんだと語った。
感染症対策の為午後のみの短縮で行た檀信徒研修道場だったが檀信徒の方々から「一緒にお寺を護るよ、護っていこうね。」と力強い言葉を沢山頂いた道場となった。