全国の通信記事
2025年2月17日号
広島 根師宏明師帰山式
【広島】二月十七日、広島福山市において、壽泉寺修徒根師宏明(日宏)上人の日蓮宗大荒行堂初行成満帰山奉告式が勤修された。行僧九名は檀信徒と共に、お題目の声と太鼓の音を響かせながら行列し 、僧侶檀信徒約百二十名に迎えられ壽泉寺に到着した。
初めに本堂前で水行式が行われ、続いて堂内で広島県法華和讃会により「行僧歓迎和讃」が奉唱された。奉告式では、行僧の力強い読経が響き渡り、御宝前に初行成満の奉告がなされた。
広島県修法師会会長西嶋崇明上人より許證が伝達され、広島県宗務所長鹿内要秀上人より任命証が授与された。
続いて、京都大本山妙顕寺貫首及川日周猊下、広島県宗会議員松本恵行上人から祝辞が述べられた。
最後に宏明上人は、
「家族や檀信徒、先輩上人が支えてくださったおかげで、
厳しい百日の修行も無事成満することが出来ました。
今後も修行続け、師父と共にお寺を盛り上げ、皆様に恩返しをしていきたいです」と
語られた。
2025年2月2日号
広島 チャリティーライブin妙政寺
【広島】2月2日、広島県福山市長久山妙政寺で令和六年能登半島震災の復興チャリティーライブが開催された。備後地域の有志でつくる実行委員会が主催し、本堂で音楽の演奏が行われた。また、境内には飲食ブースが設置され、能登の特産品販売や、現地のボランティア報告がなされた。宇根海慎住職も自らカレーライスを振る舞った。ライブでは、地元のアーティストが演奏や踊りを披露した。約200人の参加者の方々は、その演奏に耳を傾け、震災の犠牲者に思いを馳せ、能登半島の復興を願った。今回のイベントで集まった募金は、日蓮宗災害対策本部とお寺災害ボランティアセンターに寄付された。宇根住職は「少しでも被災地の力になれればと思い、お寺を会場として提供させて頂きました。今度も様々な形で復興支援をしていきたいです」と語られた。
2024年12月7日号
広島 城谷歩さんの怪談
【広島】12月7日、怪談師の城谷歩さんの全国行脚『三尺秋水』が広島市本覚寺(渡部公友住職)で行われ、約40名の参加者にて開催された。
本覚寺での城谷さんの公演は、昨年に引き続き3回目となった。城谷さんが本覚寺を会場に選ぶ理由は、「コロナ禍の際でも快く会場提供して頂いたりしたことがとても嬉しかった。本覚寺に来ると安心して幸せな気持ちで怪談を語ることが出来る」とのことである。
城谷さんの公演が今回で2回目という広島県内から参加した男性は、「城谷さんの怪談は声が良く、臨場感があり、笑いもあって楽しめる。本覚寺は照明や音響設備も素晴らしいので来年もまた参加したい」と感想を述べた。
渡部住職は「会場となる本堂だけでなく、住職や寺族のおもてなしや、普段の様々な活動によって信頼されているので、今後も引き続き本覚寺が様々な人々に利用されるよう努力を続けたい」と語っていた。