全国の通信記事
2025年7月27日号
山口 夏の寺子屋サマースクール
【山口】山口県宗務所主催の「夏の寺子屋 サマースクール」が7月27日、下関市法正院にて開催され、子供たち20名が参加した。
午前中は、日本赤十字社の指導の下、非常時炊き出し訓練を行った。炊飯中、赤十字社の方々から災害に対する心構えの講習を受け、炊き出し用袋を使ったご飯と、日持ちのする鯖、トマトミールの缶詰を用いたカレーを食べ、緊急時の備えについて学んだ。
午後からは本堂にて、災害復興と世界平和を祈り、声明を用いた音楽法要を行った。子供たちは青年僧のリードのもと、「切散華」を高らかに唱和するとともに、一斉に散華を撒いてお堂を清浄にした。
その後、閉校式にて修了証を受けとり、お礼の言葉を述べて解散となった。昨年に引き続き半日の開催だったが、子供たちは防災意識と、他者に対する祈りの心を学ぶことがきた。
2025年7月13日号
山口 第50回護法統一信行
【山口】7月13日(日)に山口県宗務所(渡邊泰宏所長)主催、山口県檀信徒協議会後援にて、護法統一信行を山口グランドホテルで開催した。50回目となる今回、「参加者の幅を広げたい」との思いから、日曜日に開催。また「参加された方々に楽しい時間を」と役職員、各会、管内寺院が企画、準備を続け、参加者は檀信徒、僧侶、寺族を合わせて約240人と盛大であった。
午前中は法華和讃、終戦80年慰霊法要が行われ、参加者が戦没者への供養、世界平和への祈りを込めてお題目を一心にお唱えした。法要後に世界平和の祈りを込めて一人一羽の折り鶴を作成し、御宝前にお供えした。昼食時には寺庭婦人会のバザー販売や日蓮宗新聞社物品販売が行われ大盛況だった。寺庭婦人会バザー販売の売上金は能登復興の寄付金となる。
午後からは修法法要が行われ、事前に申し込みを受け付けた参加者の個別祈願読み上げも行われた。
講演は日蓮宗寺院の寺庭婦人でもある講談師の一龍齋貞鏡師匠の講談。演目は山口県に縁のある「耳なし芳一」と「日蓮大聖人御一代記 誕生~立正安国」を語られた。ご自身の話を巧みに取り入れた話に参加者は熱心に聞き入り、笑い声もあり大好評であった。
最後に山口県宗務所長より「今回の統一信行は第50回の記念大会でもあり、沢山の方にご参加頂き、皆様の祈りのこもった良い大会になったと思います。今後も様々な行事を計画しておりますので是非、檀信徒、寺族で楽しみましょう」と御礼の挨拶を述べ閉会した。参加者からは「とても楽しかった。また、参加したい」「初めて参加したが良い大会だった。機会が有れば参加したい」「法要が素晴らしかった。感動した」「講談が面白かった」「健康に留意して100歳まで参加したい」などの声が聞かれ、笑顔も沢山見られた。
2025年4月15日号
山口 檀信徒協議会総会・研修会
【山口】山口県檀信徒協議会は総会・研修会を4月15日に山口グランドホテルにて約40人の参加で開催した。
総会では、令和6年度の事業報告・会計報告、令和7年度の事業計画・会計予算案等の説明があり了承された。活発な意見もあり有意義な総会となった。
研修会では「日本赤十字社防災奉仕団」の3人をお招きして、「防災セミナー」の講演を聴いた。冊子とスクリーンを使用した解りやすい説明に全員が真剣に耳を傾けていた。
*「災害は何時、自分の身に襲ってくるかわからない。その為にも事前の準備や安全確保等の知識は大切」
*「後でする」ではなく「今する」が大切
など沢山の説明をされた。また、家具安全対策ゲームにて自宅の一室の家具の配置をワークシートに記入して危険な配置の確認等を行った。「何時、災害に遭遇するかを考えると怖いが、色々と考える機会となった」「良い勉強となった」などの声が聞かれた。閉会後には懇親会も開催され、色々な寺院の檀信徒や僧侶が談笑しながら楽しい時間を過ごした。



















