全国の通信記事
2024年4月29日号
兵庫北・第55回護法大会
【兵庫北】宗務所主催(堂前貫修宗務所長)の第55回護法大会が4月29日、朝来市覺性寺(清水隆澄住職)を会場に各地より159人が参加した。「なぜ生まれてきたのか くり弁 由比ヶ浜」と題して京都市護国寺住職上田尚史師の高座説教、法要、寺庭婦人会による宗歌・仏讃歌・和讃の奉唱が行われた。
上田師は、なぜ生まれてきたのかというテーマで高座説教をされた。法華経法師品のなかにお説きなられていることを紹介し、生けとし生きる者を愍(あわ)れむためにこの世に生まれたことを明晰に説明された。愍(あわ)れむとは、他人のために行動することである。そして、日蓮聖人が伊豆法難に際する日朗上人との「由比ヶ浜の別れ」のくり弁が行われ、聴聞した参加者は熱心に聞き入っていた。
2024年4月28日号
佐賀 寺院総代統一信行会
【佐賀】宗務所は4月28日、統一信行を小城市ドゥイング三日月で開催し、僧侶檀信徒120人が参加した。松島正英所長を導師に法味が言上された後、全国檀信徒協議会会長池上幸保氏の講演が行われた。「総代としての布教と護持活動」と題し、現代社会における様々な問題に対してお寺や総代が担うべき役割について自身の経験を交え分かりやすく説明した。参加者からは、「来る日蓮聖人750遠忌には檀家全員がお祖師さまに手を合わせるような環境を作って行きたい」と力強い言葉が聞かれた。講演後は総会が開催され、結びに本年11月同管区で開催予定の護法大会の成功を皆で誓い合った。
名古屋・宗務所主催で立教開宗会
【愛知名古屋】4月28日、名古屋市宗務所(天野行淳所長)主催の「立教開宗会」が千種区蓮勝寺(犬飼盛勝住職)で営まれ、管内各聖並びに檀信徒合わせて約百人が参加した。
午後2時より、導師に天野行淳宗務所所長、副導師に塩田宝裕協議員議長、大原廣昭協議員副議長を迎え、式衆に聲明師会員、伶人に聲明師会雅楽部員出座のもと立教開宗会音楽大法要を厳修した。
午後3時からは東区 大光寺住職 村瀬正光上人による法話があり、ご自身の医師としての体験談を交えながら「臨終のときに家族やお世話になった方に感謝の気持ちを伝える事が大切。ありがとうのたった一言でも遺族は救われる」と述べ、参加者たちは頷きながら熱心に耳を傾けていた。