全国の通信記事
2024年3月27日号
栃木 教師研修会
【栃木】宗務所は3月27日、宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で教師研修会を開催し、管内僧侶12人が参加した。日立市蓮光寺住職、岡田祥導師を講師に迎え、「天台教学から見た法華経」と題して講演を行った。宗教は哲学として頭の中に留まるのではなく、実践することによって良い人格へと成長を促すものでなければならない。法華経は生きているもの、霊、粗末にされた神様に至るまで全てを救うことが出来る教えであり、成仏するということは、仏様のモノの見方、受け取り方、考え方が出来る事、仏様の心の運び方が出来るという事である。そして自分一人ではなく、“みんなと共に・みんなの為に・自分のままで”の大乗の心を持って教えを実践していかねばならないと説明した。天台教学は語句が難しく、内容の理解は容易ではない。岡田師の分かりやすい説明のもと、日蓮聖人も学ばれた天台学に触れ、改めてお題目のありがたさを実感することが出来た。
2024年3月26日号
大阪豊能 身延山輪番奉仕
【大阪豊能】宗務所主催、檀信徒協議会後援の身延山輪番奉仕が3月26日に行われ、僧侶檀信徒54人が参加した。
身延山布教師の木下性俊師の法話を聴聞の後、身延山布教部長の豊田慈證師から輪番の委嘱を受けた桑木茂光宗務所長(能勢町蓮華寺住職)を導師に、心をひとつにして読誦唱題を行った。法要中、参加者を代表して畑譲檀信徒協議会会長が誓いの言葉を力強く述べた。
桑木所長は「台風直撃を受けての中止、そしてコロナが始まり8年間輪番が途絶えていました。人数もコロナ前より少ないですが、これからまた再開していけるよう祈念します」と挨拶した。参加した檀信徒は「久しぶりに身延山へお参りに来られてとても嬉しい。今回来られなかった皆さんも誘ってまたお参りに来たい」と笑顔を見せた。
神奈川2 第17回寺子屋
【神奈川2】神奈川県第二部青年会(会長 横須賀本行寺住職品田祥哉)では、日蓮聖人四大法難の一つ、寂光山龍口寺をお借りしまして、三月二十六日(火)~二十七日(水)小学生十一名が集まり行われました。感染症が拡がってから、五年ぶりの泊りでの開催となりました。
一日目、季節外れの雨が降る中でのはじまりであった。予定していた江の島散策は危険と判断し、近くの水族館散策。夜は食事の有難さを言葉に表す「食法」唱え。口に運ばれるまでの作物を作ってくれる方、運んでくれる方、調理してくれる方、沢山の方によって頂ける感謝。そして普段自宅で作ってくれる方々に感謝することを学んだ。
夜は、暗いお堂の中ではじめて体験する唱題行。静かに無音を過ごす時間と太鼓に合わせてお題目を唱えた。
二日目、朝暗い時間に目をこすりながら本堂でお経を唱えた。朝食後は、篠田仏具店さんによる、御香のお話し、どんな香りがあるのか香りを味い、それぞれ気に入った香りで匂い袋を作った。二日間たつのは、早いもので参加者は「来年も参加したい」と言って帰って行った。