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2024年2月19日

東京北 七面大明神例大祭・大荒行堂成満國祷会

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA【東京北】台東区谷中 本山瑞輪寺(井上日修猊下)に於いて令和6年2月19日に七面大明神例大祭・大荒行堂成満國祷会が厳修され、本年の日蓮宗加行所を成満した行僧15名が出仕し、檀信徒僧侶約100名以上が参列した。本年の日蓮宗加行所第4行を成満された加藤真久上人(静岡県妙蓮寺副住職)が水行導師、修法導師を勤められた、水行式では15名による水行を檀信徒は合掌しその様子を見守っていた。引き続き、井上日修猊下を法要導師に更には、稲荷泰雅上人(瑞輪寺執事長)並びに渡邉宝道上人(宝晃寺住職)が副導師をお勤めになられ、国家の安泰、殊に令和6年元旦に発生した能登半島地震により被災された方々が1日でも早く元の生活にもどれるよう、早期復興を祈念された。行僧の早く力強い読経と、一糸乱れぬ木剣による御祈祷、大衆法楽では参加された檀信徒を囲み、その力強い声に皆が合掌し、撰経をあてられている姿が印象的であった。その後、本年の日蓮宗加行所を成満した出仕行僧を代表し第5行、全堂副代表を勤められた下津行輝上人(神奈川県法船寺住職)より、「本年は中山法華経寺で荒行が開催されてから50年という節目の年の中、54名という最小人数での行堂開催となりました。初行さんより5行上人に至るまでどのような行になるのか、また、コロナウイルスのことも気掛かりでありましたので大変不安の中、入行をさせて頂きましたが、お陰様をもちまして誰一人も欠けることなく、無事に2月10日を迎え成満することが出来ました。まさに皆で支えあう、助け合うことを大事にし、一人も欠けることなく54名で出行できたことが何より有難く思っております。またそれは、支えてくださる外護のお力があったからだと我々行僧は理解をしています。今日これだけの人数をもってご出仕させて頂かせて貰いましたことを行僧を代表致しまして御礼申し上げます。」とご挨拶された。

結びに井上猊下より「本年は日蓮宗大荒行を成満されました15名の行僧の皆様をお迎えしての七面大明神例大祭・大荒行堂成満國祷会となりました。御挨拶を頂きました、下津上人を始め、各行別に大勢の各聖が当山へおいで頂けましたこと、心から御礼を申し上げます。そして、皆様の無事御成満を心からお慶び申し上げる次第でございます。誠におめでとうございました。この壱百日の行は、朝の三時から夜の十一時まで読経三昧、そして七回の水行と、本当に苦修練行、死と対面しながらの行を終えられた方ばかりの聖者でごさいます。『寒水白粥凡骨將死』、水を被りお粥をすすりながら過ごし、凡骨將に枯れなんとす。『理懺事悔聖胎自生』、自ら懺悔をすることによってこそ、聖胎自ずから生ず、生まれ変わってまさに仏様の様な聖者になって、本日この瑞輪寺にお目見え戴いた次第でございます。私も昭和39年・49年と行を経験しております。死をもって入行しますので時には亡くなる方もおられる訳です。私の友人で第参行入行中に遷化された方もおります。それくらい大変な行を終えられた方々であり、まさに100日結界の聖者であります。今、皆様方は有難い御祈祷を受けました。必ず大きなご利益があるはずでございます。今後とも皆様方が一生懸命にご信仰をされることをお願い致しまして、ご挨拶とさせて頂きます。」と謝辞が述べられ、その後、山内の東京七面山堂内にて行僧による特別祈祷があり、七面大明神例大祭・大國祷会は無事円成した。

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新年のご挨拶。

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