2024年2月12日
東京北 豊田龍堅師帰山奉告式
【東京北】2月12日、第初行を成満した豊田龍堅上人の帰山奉告式が御自坊である台東区谷中 大圓寺(豊田昌樹住職)で行われ、多数の僧侶檀信徒が参列した。春の訪れを告げるかのような気候の中、行列では、檀信徒とともに日暮里駅より出発しご自坊へと行進。道中では谷中の寺院関係者や多数の観光客までもが合掌し見守っていた。到着後、本堂にて唱題三唱。引き続き本年成満した9名の行僧が水盤を囲み、水行式を行った。入行以前とは大きく変わった風貌と声に、檀信徒は合掌してその様子を見守っていた。奉告式では、苦修練行の百日を振り返りながら、初行成満を御宝前に奉告した。東京都北部宗務所では伝道局員を務める豊田龍堅上人に来賓である荒居稔宣宗務所所長、竹内煌雲修法師会長、渡邉彰良宗会議員よりそれぞれ、第初行御成満、管内、修法師会、龍堅上人の今後益々の御活躍、ご精進が祝辞で述べられた。
結びに、昌樹上人より御祝辞と参列頂いた各聖並びに檀信徒に謝辞を述べられ、引き続き豊田龍堅上人は、「本日の帰山式において三つ良いことがありました。一つ目は、晴天に恵まれたこと、二つ目は、これだけ沢山の檀信徒の皆様が集まって下さったこと、三つ目は、日頃から自分の為に御祈祷をして下さる師父に御祈祷が出来ましたことです。この度、授かりました日蓮聖人直伝の御祈祷をもって、これからも大圓寺の繁栄、そして法華経の布教の為に精進して参ります。皆様ご教導の程、宜しく御願い申し上げます。」と溢れる涙を流しながら謝辞を述べ、檀信徒より盛大な拍手が送られた。その後、行僧による特別祈祷があり、帰山奉告式は無事に円成となった。