2024年1月7日
静岡中・60年ぶりとなる祭が開催
【静岡中部】静岡県富士市厚原の熱原山本照寺(松原智善住職)において、一月七日、新年祈祷会に併せて、「熱原祭」を開催した。同寺においては過去、昭和二十年から昭和三十九年頃まで祭りを開催していた歴史があり、諸般の事情により長らく中止されていたが、今年復活となった。
本堂前では同寺役員が紙の町ならではのトイレットペーパーや地物野菜の販売、ボーイスカウト富士八団による射的、地元飲食店の富士宮焼きそばやコーヒーのキッチンカーなどが多数出店し長い列をなした。
午前十一時からは富士宮市大本山本門寺内の重須孝行太鼓保存会による太鼓の演奏が奉納され一段と境内が盛り上がると、日蓮宗新聞社マスコットキャラクターこぞうくんも駆けつけ、参詣者らと交流した。
また、ボーイスカウト団員が、能登半島地震の義援金勧募を行った。
正午から当山住職や修法師の出仕により水行式を行い、続いて有志の子供達も水行式を体験し満堂の中、新年祝祷の法楽加持祈祷が行われた。
松原住職は「新型コロナウイルスの影響で、思うように外出がしづらい中、厚原地区唯一のお祭りとして地域の皆さんに楽しんでもらいたい。トイレットペーパーなどの物資も皆さんの生活の助けになれば嬉しい」と話した。