2023年7月3日
大阪豊能 立正身延会が本山瑞龍寺参拝
【大阪豊能】中央檀信徒研修道場修了者で組織される豊能立正身延会(久保文昌会長)による管外研修が、7月3日に行われ、僧侶檀信徒人合わせ38人が滋賀県近江八幡市にある村雲御所・瑞龍寺を参拝した。当寺院は八幡山の山頂にあり、ロープウェイで参詣。法見言上ののち、詫間日郁住職から、日蓮宗唯一の門跡寺院であることをはじめ、瑞龍寺の由緒沿革の紹介を受けた。安土・桃山時代に、瑞龍寺は豊臣秀吉の姉であり、豊臣氏の第二関白である秀次の母でもある、羽柴智の方により開基された。秀吉に自害させられた秀次らの菩提を弔う為、自ら出家し瑞龍院日秀尼と改め、慶長元年(1596)に陽成天皇から京都嵯峨の村雲の寺地・「瑞龍寺」の寺号・寺領千石・菊花御紋・紫衣を賜り、寺を創建。のちに、三代将軍徳川家光から京都二条城内の殿舎を寄進され、嵯峨から堀川今出川に移転。天明の大火で焼失し再建するも、昭和 36 年に豊臣秀次の居城跡、八幡山城址に京都より移築された。説明の後、境内の案内を受け、眼下に広がる絶景を楽しんだ。本来であれば年1度の催行であるが、コロナ感染症の影響により、3年ぶりとなる管外研修に、参加者は互いに親睦を深め、さらなる信仰を誓った。