2022年9月30日
福岡 一日行堂
【福岡】9月30日、修法師会(佐野前明会長)主催の一日行堂が会長の自坊である川崎町孝性寺にて開催された。本年は荒行堂が開催されるということで、本年入行の4名も参加し総勢19名にて執り行われた。昨年まで荒行堂が中止になっていたが、本年は開催されるということで参加者も緊張感をもち水行、読経に汗をながした。開催にあたり、副会長の野出修輝上人(篠栗町妙覚寺住職)から「祈り、法華経には力があります。今日一日、一生懸命法華経を読誦していただき本年の荒行堂も無事に行われるよう祈念いたしましょう。」とご挨拶された。午前10時より3回の水行、本堂において法華経読誦を執り行った。最後に佐野会長より「初行さんにおいては、今日一日座っただけでも足が痛かったと思います。荒行堂では行僧は冬でも汗をかきながら一生懸命法華経を読誦します。日蓮聖人は法華経の行者の祈る祈りは叶わぬことはないとおっしゃられております。法華経の信者の祈りではなく行者の祈りなのです。荒行を経験した行者の祈りが叶うのです。だから信者さんは我々荒行を成満した行者にお願いするのです。今年、初行さんは初めて信者から行者に変わります。しっかりと修行して、行者になってきてください。そして蓄えた経力を信者さんにむける、これが我々僧侶の役割です。自分は行者になって帰ってくるんだという決意をもって荒行に臨んで頂きたいと思います。頑張って来てください。」と挨拶をされた。