2022年6月18日
東京南 宗祖降誕800年慶讃報恩唱題行
【東京南】宗務所(長亮行所長)は令和4年6月18日午後2時より、「宗祖降誕800年慶讃報恩唱題行」(京浜教区共催)を東京都大田区池上大本山本門寺において開催した。
この唱題行法要は、東京都南部宗務所における800年慶讃事業の円成を記念する結願法要であり、池上本門寺貫首・菅野日彰管長猊下を導師に迎えて、管内参加者と教区内各管区所長以下数名に抑えて規制をして厳修されることとなった。
開式に続き、京浜教区長・東京都西部宗務所所長茂田井教洵師の挨拶があり、新型コロナウイルスによる影響下の一連の慶賛事業において、今般共催としたこと等の経緯について触れられ、教区として宗祖降誕800年慶賛事業の区切りを迎えたことについての経緯等を話された。
勤行の模様は池上本門寺チャンネルで同時配信され、大導師菅野猊下による説話を交えながら、唱題行は進められた。
唱題行の終わりに菅野貫首は、この音声(おんじょう)が人々に届くことにより、お釈迦様・お祖師様の慈悲の光明が広がって人々の生活の糧となることへ願いを述べられ。
最後に長所長の挨拶があり、常に人の溢れる大堂において行われたことへの報謝と孝道示現の御祖師様の御宝前で唱題行がなされたことへの歓びの旨が口にされた。
また同年5月3日に行われた同主催「仏教落語寄席&池上ご首題めぐり」において作成された万灯及び纏の奉納が御宝前に供えられた。
本来であれば「行」と付いている通りお題目をお唱えする修行であり檀信徒と共に行いたい処であったが、残念ながらコロナ禍という情勢に配慮して、僧侶のみ50余名によるものとなり檀信徒の参列は叶わなかったが、多数の僧侶が息をそろえてお題目を唱えるその姿に、会場となった大堂を参拝している方々が合掌して拝む様子、共に唱題する姿が散見されたのは一つの意義が感じられた。