全国の通信記事
2021年12月19日号
三重 水行祭inまりがの
【三重】12月19日に三重県鈴鹿市の鞠鹿野寺(前原誠伸住職)に於いて、日蓮宗三重県青年会(高津憲悠会長)共催による水行祭inまりがのが開催された。青年会員を中心としたスタッフ7名と子ども7名大人2名が参加した。
前日の天気は雪、境内の隅に未だに雪が残る中での開催となった。集合を終えると14時から修法師による祈祷、及び模範水行が行われた。子供達はそれぞれ水着やふんどしに着替えると寒空の下の水行を前に興奮した様子であったが、いよいよ僧侶に交じり水をかぶる番となると緊張した面持ちへと変わった。お題目を唱えながら水盤の前に向かうと事前に練習した通りに桶で水をすくい口をすすいだ。僧侶に続いて大きな声で肝文を読み上げると7回の水を被った。
控え室に戻ると子供達は寒さに体を震わせながらも「めっちゃ寒かったけど楽しかった」と寒行の体験を語っていた。4座の水行が終わると参加者にお守りが授与された。
富山・真成寺で冬至水行祭を開催! 外国人や車椅子での参加者も
【富山】令和3年12月19日、富山県魚津市真成寺(谷川寛俊住職)にて「冬至水行祭・ほしまつり」が盛大に開催された。第14回目を迎えた当祭事は、コロナ禍にもかかわらず、国内外から127名の参加者が集った。今年度もヤフーニュースをはじめ、地元の各新聞社で大きく報道された。真成寺での水行祭に臨みたい一心で、悪天候にも関わらず富山県内はもちろん全国各地より、常連から初参加まで百二十七名が参集した。この日の富山県の気温は、前日からの寒波の影響でマイナス三度となった。
昨年の水行祭の様子を見て胸を打たれ、参加を決意された義足の男性は、車椅子のまま水行に臨まれ無事韓遂された。また、ベトナム人の参加者もありグローバルな「水行の和」が広まった。水行祭発案者である谷川寛敬副住職は「水行ミソギの文化は、日本古来の伝統文化の一つです。「冬至水行祭・ほしまつり」という行事を通して、日本の伝統文化を伝承させて頂く一端になれば幸せの極みです」と語る。
水行に臨まれた女性参加者の方から「お水を頂くことで、多くの気づきを得る事ができました。水の冷たさ痛さが、私がこの一年、他の人を傷付けてしまった痛みかもしれないと自分を責めていましたが、寛敬上人とお話しすることで、それを反省と感謝に切り変えることができました。多くの方のご尽力にて、水行ができたこと、感謝致します」-という内容の御礼の手紙も届いた。
寛敬副住職は「水行に臨まれたお一人お一人が、何か御自分の中に芽生えた思いを大切に抱いて、今日明日の生きる糧にしていただければと心から祈念しています。参加者はもちろん、巨大水盤のご寄進、事前準備のスタッフ、カメラマン、広報の方々や、団長、寺族、檀信徒、友人、皆様のご協力が無ければ、この様な大きな祭事の開催は不可能であり、一人でも欠けたらこの様な最高の祭事は開催出来なかった」と敬意と感謝の想いを語った。
2021年12月16日号
新潟東 歳末助け合い読誦会
【新潟東】新潟県東部宗務所は、新潟市の長照寺にて、令和3年12月16日(木曜日)に「歳末助け合い読誦会」を開催し、宮澤順正所長が導師のもと、僧侶17人が出仕し檀信徒21人が参加した。
例年は「歳末助け合い募金」を新潟市市街にて行っていたが、コロナ禍により昨年は中止、本年は宗務所の各会と檀信徒協議会が連携し、募金活動の一環として「歳末助け合い読誦会」を開催することになった。
開催するにあたり、僧侶・参加者全員マスク着用し、感染対策もしっかり行いながら実施された。読経は参加者と一緒に読誦し、唱題では、うちわ太鼓を叩きながら唱え、本堂に大きな声が響き渡った。
さらに修法師による「御祈祷」も行われ、新型コロナウイルスの終息と檀信徒への祈願が行われた。