2021年12月19日
富山・真成寺で冬至水行祭を開催! 外国人や車椅子での参加者も
【富山】令和3年12月19日、富山県魚津市真成寺(谷川寛俊住職)にて「冬至水行祭・ほしまつり」が盛大に開催された。第14回目を迎えた当祭事は、コロナ禍にもかかわらず、国内外から127名の参加者が集った。今年度もヤフーニュースをはじめ、地元の各新聞社で大きく報道された。真成寺での水行祭に臨みたい一心で、悪天候にも関わらず富山県内はもちろん全国各地より、常連から初参加まで百二十七名が参集した。この日の富山県の気温は、前日からの寒波の影響でマイナス三度となった。
昨年の水行祭の様子を見て胸を打たれ、参加を決意された義足の男性は、車椅子のまま水行に臨まれ無事韓遂された。また、ベトナム人の参加者もありグローバルな「水行の和」が広まった。水行祭発案者である谷川寛敬副住職は「水行ミソギの文化は、日本古来の伝統文化の一つです。「冬至水行祭・ほしまつり」という行事を通して、日本の伝統文化を伝承させて頂く一端になれば幸せの極みです」と語る。
水行に臨まれた女性参加者の方から「お水を頂くことで、多くの気づきを得る事ができました。水の冷たさ痛さが、私がこの一年、他の人を傷付けてしまった痛みかもしれないと自分を責めていましたが、寛敬上人とお話しすることで、それを反省と感謝に切り変えることができました。多くの方のご尽力にて、水行ができたこと、感謝致します」-という内容の御礼の手紙も届いた。
寛敬副住職は「水行に臨まれたお一人お一人が、何か御自分の中に芽生えた思いを大切に抱いて、今日明日の生きる糧にしていただければと心から祈念しています。参加者はもちろん、巨大水盤のご寄進、事前準備のスタッフ、カメラマン、広報の方々や、団長、寺族、檀信徒、友人、皆様のご協力が無ければ、この様な大きな祭事の開催は不可能であり、一人でも欠けたらこの様な最高の祭事は開催出来なかった」と敬意と感謝の想いを語った。