2021年4月24日
神奈川3 小田原市妙経寺法灯継承入退寺式
【神奈川3】4月24日(土)、小田原市本町、青陽山妙経寺に於いて法灯継承入退寺式が執り行われた。法要に先立ち、山﨑浩道宗務所長より松森会議上人へ住職退任辞令、落合会啓上人へ住職就任辞令が伝達された。また、松森上人より落合上人へ払子が継承され、創建より凡そ520年続く法灯が伝承された。式には法縁教師、管内組寺の教師23名、檀信徒約25名と寺族を合わせた約60名が参列。新住職、第四十七世落合会啓上人は奉告文の中で、「平成四年より今日までおよそ二十八年、庫裡客殿境内を整備し、妙経寺の発展に尽力された第四十六世松森会議上人より、尊き仏縁に恵まれ正副干与人各聖、檀信徒、総代各位の推挙を頂き、第四十七世の法灯を継承する事を得たり。本日当山に入りてみるに、沙門某、徳薄垢重の身と言えども願わくば恩山の一塵徳海の一滴に謝し、一心ただひたすらに本化の大償に帰命し奉る。」と想いを述べた。また、禹師法縁を代表し、本山妙圀寺伊藤日寛猊下は「縁起の良い譲り葉の如く、弟子の成長を待って住職を譲り、師匠から弟子へ寺が継承され発展していくことは、檀信徒皆様の一番の願いであることでしょう。本日の喜びを忘れず、檀信徒の協力によって護寺山門、妙経寺の益々の発展をお祈り申し上げます。」と祝辞を述べた。
法要後には歴代廟へ参拝し、四十七代続く歴代先師上人へ法灯継承の報告がされた。