全国の通信記事
2020年12月2日号
千葉西 人命救助で感謝状
【千葉西】田中宏定師(長南町 長円寺住職)が令和2年12月2日に茂原警察署長(地元警察署)、並びに長生郡市広域市市町村圏組合 消防長(地元消防長)より人命救助の功績により感謝状が授与された。
田中師は地元の地域の安全の為長く消防団に所属 同晩も同僚と二名で消防車に乗り警備巡回中の11月12日 20時30分頃 千葉県茂原市、外房線本納駅付近の踏切で線路内に立ち入ってる男性を発見し無事に保護した。「あれ・あの人変だぞと思った瞬間でした。助けなくちゃ と無我夢中でした」と当時の事を語った。
2020年12月1日号
山梨・青年会で歳末行脚―響くお題目に祈りを込めて
【山梨四】毎年12月1日に山梨県日蓮宗青年会は南アルプス市において歳末助け合い唱題行脚を行っている。コロナ禍の現状を踏まえ、少人数でマスクを着用しながらも例年通り市内を練り歩いた。青年会員9名のお題目と団扇太鼓が市内に響き、沿道では多くの人が手を合わせていた。道中では各寺院を巡り、御宝前にてコロナによって尊い命を失った人々への供養をし、「コロナ早期終息」を祈願した。集まりました浄財、148,202円は公益財団法人山日YBS厚生文化事業団へ寄付された。
京都1 第50回近畿教区教化研究会議
【京都1】第50回近畿教区教化研究会議が令和2年12月1日、東急ホテル(京都市)にて開催され、約70名の僧侶が参加した。午後1時30分法味言上の後、橋本一妙教区長、三原正資現宗研所長、釈孝修近畿教区教化研究センター代表が挨拶。
引き続き、『他経典との違いを徹底的に解き明かす~お坊さんが気付けない法華経の美しさ~』という講題で 岡田行弘師(妙興寺住職、神戸女子大学瀬戸短期大学名誉教授)の講演があった。
岡田師は法華経の信仰を歴史的に紐解きながら、法華経が他経典と比較して、多岐にわたる登場人物や種々の劇的な場面展開等が芸術の分野において数多くのテーマ・素材を提供していると説いた。また法華経の持つ包括性・包容力により妙見様、三十番神、稲荷、清正公など、他の信仰形態を取り込み、これらが民衆の信仰心を高めるのに大いに寄与していると説いた。
参加者からは「他経典との比較が非常に興味深く、法華経の優位性を檀信徒に分かり易く伝える布教手段として活かしたい」と語った。