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2018年5月12日号
千葉南 日蓮大聖人御降誕800年慶讃行脚
【千葉南】5月12日、千葉県南部青年会(遠山栄龍会長)では、日蓮聖人が幼少期の頃、勉学のためにと清澄寺へ登られたこの日を縁日として「日蓮大聖人御降誕800年慶讃行脚」を行ない、僧侶檀信徒約130名で、清澄寺から誕生寺までの約13kmを撃鼓唱題行した。
清澄寺祖師堂前で自我偈を一読の後、僧侶18名が玄題旗を先頭に出発。途中檀信徒合流のため鴨川市日澄寺(片桐有而住職)を経由、更にホテルや市営駐車場等で休憩・檀信徒合流を重ね、最終合流地点の同市両親閣妙蓮寺(上村貞雄住職)では、およそ130人の大行列へと膨れ上がった。
行脚の最終目的地となった誕生寺祖師堂前では、角濱監鏡執事長等が行脚隊を出迎え、長距離の行脚への労いと、御降誕800年へ向けての地元檀信徒の協力が呼び掛けられ、遠山青年会長からは、3年後の御降誕800年でも共に行脚が行えるようにと、参加者全員の健康増進の祈りが捧げられ、慶讃行脚が終了した。
大阪市・大東市本妙寺で法灯継承式
【大阪市】五月十二日(土) 午後二時より、大阪府大東市 長遠山本妙寺において、法燈継承式が執り行われた。
第五十八世 正木貫成前住職より、第五十九世 中村貫慧新住職に払子を託された。中村貫慧新住職は、払子を力強く振り、朗々と奉告文を読み上げ、これからの更なる精進を佛祖三宝に誓った。
この日は晴天に恵まれ、宗務総長に就任された中川法政僧正をはじめ、松井英光宗務所長、全国松ヶ崎法縁縁頭・本山立本寺上田日瑞貫首、奥邨日鳳宗務顧問猊下より祝辞を頂戴し、多くの教師並びに檀信徒に見守られるなか、新住職は「日蓮聖人・本妙寺歴代の先師・仏祖への給仕を怠ることの無いよう勤めてまいります」とお誓いされ、法燈継承式は終始厳かな内に幕を閉じた。式終了後、無事法燈が継承された旨を先師に報告するため、新住職は本妙寺歴代廟を参拝し、記念撮影が行われた。参列された檀信徒の表情は、無事法燈継承を見届けられた安堵と、新住職と共にこれから本妙寺を益々盛り立てることに意欲を持った表情に満ち溢れていた。
2018年5月10日号
大阪和泉 北畠顕家 追善法要
【大阪和泉】宗務所(佐野一秀宗務所長)は5月10日に佐野宗務所長を導師に宗務所役員が出仕し、堺市の石津にある「源顕家公(北畠顕家)・南部師行公殉忠遺跡供養塔」で追善供養を捧げた。
延元3(1338)年の「堺浦の戦い」で北畠顕家と南部師行などの将兵が石津の地で亡くなり葬った。そのような歴史の背景と大阪寺院と石津の人々の尽力により供養塔が建てられ、正面には身延山第83世望月日謙猊下のお題目が記されている。またここには供養塔の他に供養碑と行家塚の石碑、「此付近北畠顕家奮戦地」と記された石碑などがある。
石津の住宅街の一角のたたずむこの供養塔は意識して通らなければ見逃してしまうほど、町並みに溶け込んでいる。今後も宗務所はこの歴史と供養塔の存在を後世に伝えていきたい。