全国の通信記事
2015年11月29日号
富山 檀信徒一日研修道場
【富山】平成27年11月29日10:30より、富山県民共生センター「サンフォルテ」にて平成27年度富山県檀信徒一日研修道場が開催されました。富山県内の檀信徒150名の参加がありました。
まず初めに末吉觀道富山県宗務所長御導師のもと法味が言上された後、高岡市妙伝寺住職竹内善敬富山県声明師会会長による第一講「仏事の心得」が講演されました。仏具の使い方、線香の本数やお焼香の仕方など生活に必要な作法を学びました。
昼食後、富山県檀信徒協議会総会が開かれ、末吉觀道富山県宗務所長から檀信徒協議会と教区・中央檀信徒研修道場についての説明があり、研修道場への参加を積極的にするよう呼びかけがありました。杉村静一北陸教区兼富山県檀信徒協議会会長からは、菩提寺を支える自覚を持つ檀信徒のあるべき姿について指摘がありました。
その後、高岡市立像寺間宮啓壬住職身延山大学教授による第二講「法華経の心」が講演されました。法華経「常不軽菩薩品」の一節「但行礼拝」を説明され、一切衆生の成仏について易しく説かれました。
参加者からは「生活中の勤行に実践できる作法や知識を得られ、また法華経の精神を学ぶことができ、大変有意義な研修道場であった。」との声が多々聞かれました。
青森 唱題行のつどい
【青森】宗務所(秋田堯瑛所長)は「唱題行のつどい」を昨年11月29日、板柳町長延寺(木立随仁住職)で開催し、僧侶檀信徒約150人が参加した。
秋田所長の開講挨拶に続き、講師の田端義宏求道同願会副会長(鰺ヶ沢町永昌寺住職)が講義を行い、なぜお題目を唱えるかについて、「薬は棚に置いておくだけでは何も効果はなく、実際に服用しないと効果はない。同じように妙法蓮華経の五字の薬を受持し、そして南無妙法蓮華経と唱えれば薬の効き目が表れるように自然とお釈迦様の功徳が譲り与えられる」とわかりやすく説明。午後の部では、引き続き田端師から、唱題行の作法や行法、心構えなどについて説明があり、その後約1時間の唱題行が行われた。
最後に秋田所長より「唱題行で培った気持ちを自宅に戻っても忘れず、実際の生活の中で活かしていただきたい」と述べ終了した。
また、当日、川上洋行全国日蓮宗青年会青少年教化委員長(田子町光明寺住職)の呼びかけで「第五回集まれ東北の子どもたち」の募金が受け付けられ、65230円が集まった。
2015年11月28日号
広島・里山の魅力を発信
【広島】「里山ランタン祭りin熊野町」が11月28日、福山市熊野町常國寺(濱田壽教住職)一帯で開催された。午後一時の開会セレモニーより、本堂において和太鼓や篠笛の演奏会、境内では地元小学生によるはね踊り、里山クイズ大会などが行われた。夜には紙コップや竹筒にロウソクをいれた手作りのランタン約千個が点灯され、本堂に向かう石段や遊歩道がほのかな明かりでライトアップされた。本堂の献灯台に灯かりがともされると、境内は幻想的な世界に包まれ、多くの親子が熱心に合掌する姿が印象的だった。当日は、まき割り・餅つき体験や、家族でバームクーヘン作り・里山散策などもあり、千三百名をこえる参加者が晩秋の里山を満たした。