全国の通信記事
2020年2月16日号
和歌山 宗祖御降誕会
【和歌山】二月十六日、和歌山市本光寺(野田寛英住職)で宗祖御降誕会(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修され、管内僧侶・檀信徒合わせて約百人が参列した。見矢龍順宗務所長(和歌山市感應寺住職)導師による法要中には、寺庭婦人と檀信徒による法華和讃が奉納された。引き続き、管内修法師による力強い修法がなされ、参列者各々の願うところを一心に祈念された。
また、法要後には和歌山市本久寺住職・前川龍爾師により法話がなされた。「お題目に照らして考え、行動する」と題して、ローマ教皇を例に挙げ、世界の宗教へと目を向けると我々仏教徒も見習うべき習慣や心がけは沢山あると説いた。「するか、しないか迷ったときは、未来の自分が笑顔でいられるか、想像してみよう。」とお釈迦様の絵本の言葉を用いて、分かりやすく話された。あいにくの空模様の中訪れた檀信徒は熱心に耳を傾けていた。
2019年11月23日号
和歌山 「宗徒のつどい」
【和歌山】十一月二十三日、和歌山市JAビルで護法統一信行として「宗徒のつどい」(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が営まれ、管内僧侶・檀信徒合わせて約百人が参加した。見矢龍順宗務所長を導師とする法要に先立っては、寺庭婦人を中心とした有志による和讃が奉納された。法要後に坂井是真師(福井県妙智寺住職)により「妙なる人になる」と題して、自身と信子さんという亡くなられた信徒の方との体験が話された。病に体を侵されながらも篤く法華経を信仰し、「体は病んでも心は病まない。治りたいよりも信仰を伝えたい」と精進を続けた。その証として、古くなったお寺の文殊菩薩、普賢菩薩の二体を寄進した。亡くなる数日前の手紙に「私は次も私がいい」と書かれていたことが紹介されると、会場は涙に包まれた。まるでその場で対話しているかのような坂井師の法話が終わると、かみしめるようにゆっくりとお題目が唱えられ、参加者は法華経お題目の「妙」を深く感じ、帰路についた。
2019年4月28日号
和歌山 宗務所が立教開宗会
【和歌山】四月二十八日、和歌山市養珠寺(村田龍学住職)で「立教開宗会」(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修され、管内僧侶・檀信徒合わせて約百人が参列した。見矢龍順宗務所長を導師とする法要に先立っては、寺庭婦人を中心とした有志による和讃が奉納された。
法要後に身延山布教師の塚本智秀師(静岡県円恵寺住職)により、宗祖立教開宗までのクリ弁による高座説教がなされた。普段、高座説教を聴聞する機会が少ない檀信徒にとってもとてもわかりやすく、自分が鎌倉時代にタイムスリップし、あたかも日蓮聖人が目の前にいらっしゃるようだったという感想が聞かれた。
また大会中、田中恵紳師(第二十八区選出宗会議員・日蓮宗総務部長・蓮心寺住職)、見矢所長・村田師(宗務副長、和歌山県布教師会長)、内芝武氏(和歌山県檀信徒協議会会長)からは挨拶の中で一貫した不軽品二十四字のこころと、立教開宗のお祝いと、宗祖降誕八00年に向けた僧俗一丸となった弘宣を誓い、参加者は各々の信行を深めた。