全国の通信記事
2023年8月22日号
神奈川1 大岡川施餓鬼法要流灯会
【神奈川1】令和5年8月22日 横浜市中区末吉町の「旭橋」際の大岡川河畔で、立正和協会(増田幸静会長)主催の「大岡川施餓鬼法要流灯会」が営まれ、100名の僧侶・寺庭婦人・檀信徒が参列した。昨年までは新型コロナウイルス感染症の影響で檀信徒の参加は見送られていたが、本年より例年通りの多くの檀信徒が参加し行われた。
今回で75回目を迎えたこの法要では、関東大震災や太平洋戦争で亡くなられた戦没者、近年頻発する地震・風水害等の天災の物故者、交通事故・水難事故等の都市災害の物故者、祖先を始めとする精霊の供養のために施餓鬼法要を営み、法要中に法号・名前を書いた灯籠を流し供養を行っている。
来賓の安藤海潤宗務所所長・柳下俊明宗会議員の挨拶の後、午後6時立正和協会会長導師のもと施餓鬼法要が開式。導師が表白文を読み上げた後、神奈川県第一部寺庭婦人会による和讃の奉唱が行われた。読経中、船上から約200基の灯籠が一つずつ丁寧に放たれた。 灯篭は風に煽られながらもゆっくり列を描き、集まったり離れたりしながら幻想的に大岡川を下った。 横浜の喧騒を忘れさせる雰囲気の中、道行く人々も足を止めて、手を合わせて灯籠の行く末を静かに見守りながら、諸精霊に供養の気持ちを手向けていた。
2023年6月21日号
神奈川1 県下三宗務所合同布教研修会
【神奈川1】妙蓮寺(港北区)第一式場にて令和5年6月21日水曜日に神奈川県下三宗務所合同布教研修会が神奈川県第一部宗務所(安藤海潤所長)主催で参加者50人で行われた。
今回の布教研修会は『「日蓮宗をデザインする」起こりうる未来を日蓮仏教からみる』と題して日蓮宗現代宗教研究所所長、赤堀正明上人をお迎えして講演が行われた。
講演は午前10時30分受付、開会のあと11時より昼食を挟んで14時30分まで行われた。
赤堀上人からは様々な資料やデーターに基づき導き出した日本宗教の前途多難の未来が示されてる事と、今後私たち日蓮宗僧侶・各寺院が行っていかなければいけない事を自身のお寺での活動を交えながら講演が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていた。
2023年5月20日号
神奈川1 新潟・佐渡特別団参
【神奈川1】5月20日~22日の3日間、川崎市法田寺(岸顕崇住職)主催 ・川崎立正会(内海惠俊会長)協賛による「新潟・佐渡特別団参」が行われた。法田寺では毎年団体参拝を行っていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった。宗祖佐渡法難750年を偲ぶと同時に、一昨年末に本堂等を焼失した一谷妙照寺への支援を兼ねて企画され、川崎立正会の霊跡参拝も兼ねる形となり、僧侶・檀信徒26名が参加した。
妙照寺では鈴木浄元貫首導師による法味言上ののち、妙照寺の縁起、境内の現況と復興状況の説明を受け、在りし日の妙照寺の光景にそれぞれ思いを馳せた。また、川崎立正会からの復興支援金百万円の目録が内海会長より鈴木貫首に手渡された。
3日間で妙照寺をはじめ松ヶ崎本行寺、真浦波題目碑、宮川本光寺、本山妙宣寺、本山根本寺、史跡実相寺、佐渡日蓮大聖人銅像、寺泊法福寺、村田妙法寺等に参拝。それぞれの寺院で温かいおもてなしを受け、僧侶も檀信徒も懸命に御題目をお唱えした。合間には観光も楽しんだ。団参を1から企画、手配した岸住職は「百聞は一見に如かず。団参でしか味わえない魅力が沢山ある。限られた時間を有効に活用することができた。川崎立正会に協賛いただいたことで例年以上に有意義な団参となった。来年も実施したい」と総括し、参加者に感謝の意を表した。