全国の通信記事
2023年4月28日号
神奈川1 立教開宗銅像法要
【神奈川1】4月28日、横浜市常照寺山頂にある日蓮聖人銅像前で神奈川県第一部宗務所(安藤海潤所長)により立教開宗銅像法要が行われ、70人近くの僧侶・壇信徒が参列し報恩の気持ちを捧げた。朝10時50分、雲一つ無い空の下、常照寺山頂より見渡せる横浜の街に梵鐘の音が響き渡る。11時、管区青年会による修養道場の案内、管区布教師会副会長(当時)・望月昌光上人による法話が行われ、のち寺庭婦人会による和讃の奉唱。導師・式衆の着座後には多くの壇信徒が心を込めて書写した写経が、神奈川県第一部壇信徒協議会会長・白石勇司氏より奉奠され、銅像台座に納められた。この銅像法要は700遠忌を期に営まれはじめたが、元号が令和に変わって以来コロナ騒動により規模が縮小。壇信徒を呼ぶことができず、宗務所役員若干名でお勤めを行ってきた。昨年度は宗祖日蓮大聖人御降誕800年の慶讃行事を兼ねていたが、インターネット配信しつつも僧侶のみでのお勤めとなった。今回の銅像法要は4年ぶりの壇信徒の参列が適う形での法要であった。多くの壇信徒は数年ぶりの法要に大変喜び「これてよかった」と法要に参列した感動を述べていた。
2023年2月16日号
神奈川1 野々村匡弘師帰山奉告式
【神奈川1】令和5年2月16日、相模原市顕正寺(野々村光正住職)において野々村匡弘師の、日蓮宗大荒行堂初行成満帰山奉告式が、晴天のなか営まれ約100名の檀信徒が参列した。
午前10時より荒行僧6名による帰山行列が組まれ、本堂前にて一読、檀信徒、並びに出仕僧の記念撮影が行われ、本堂前にて水行式がとりおこなわれた。
11時より、帰山奉告式が行われ、奉告式後には、寒壱百日の修行にて培った木剣加持を行い、力強い御祈禱を受けた檀信徒は、皆感激されている様子だった。
奉告式での謝辞では、「想像以上に厳しい修行で、なんども心が折れそうになったが、家族や檀信徒の皆様の声援思い出し頑張る事ができた、これからも皆様のご期待に添えるよう精進していきたい」と、感謝の意を述べ、今後の益々の精進を誓った。
2022年8月26日号
神奈川1 大岡川施餓鬼法要流灯会
【神奈川1】令和4年8月26日。横浜市中区末吉町の「旭橋」際の大岡川河畔で、立正和協会(片沼顕修会長)主催の大岡川施餓鬼法要流灯会が営まれ、来賓僧侶7名と寺庭婦人会・檀信徒数名が参列した。
立正和協会では、戦後まもなく昭和23年より継続してこの法要を行っているが、昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、大岡川での開催は叶わず、同会の役員による東京湾本牧沖での灯篭流しが行われた。74回目を迎えた今回は、3年ぶりに大岡川で法要が営まれた。
この法要では、戦没者、関東大震災や近年頻発する地震・風水害等の天災の物故者、交通事故・水難事故等の都市災害の物故者、祖先を始めとする過去因縁の一切の精霊の供養のために、施餓鬼法要を営み、法号・名前などを書いた灯籠を流す。
午後6時前、会長導師のもと施餓鬼法要が開式。導師の表白文後、自我偈の転読。檀信徒や道行く人のお焼香が始まると同時に、川に浮かべた船から、約200基の灯籠が一つずつ丁寧に放たれた。自我偈やお題目が響き渡る中で、色とりどりの灯篭が、風に煽られながら、ゆっくり列を描き、集まったり離れたりしながら、大岡川を下った。 横浜の喧騒を忘れさせる雰囲気の中、道行く人々も足を止めて、手を合わせ、お題目を唱えながら、灯籠の行く末を見守り、諸精霊に供養の気持ちを手向けていた。