全国の通信記事
2018年11月30日号
秋田 歳末助け合い唱題行脚
【秋田】日蓮宗秋田県青年会(新岡元涌会長)主催、歳末助け合い唱題行脚が11月30日に行われ、男鹿市にある寶塔寺(新岡宣随代務住職)を会場に管内の青年僧9名が参加した。
行脚では近隣周辺を中心に約1時間練り歩き、途中では日本海を一望出来る岸壁にて自我偈読誦が行なわれた。
また寺院周辺は海辺が近いこともあり、寒風吹きすさぶ中、行脚隊を待つ檀信徒の姿が数多く見られた。募金者からは「寒い中、この小さな街に多くの若い僧侶が集まって頂き、本当にありがたく思った。また、一緒に御題目を唱えられたことに感謝したい。」との声が聞かれた。尚、今回集まった浄財は、日蓮宗あんのん基金に寄付される。
2018年11月15日号
秋田 寺庭婦人会1泊研修
【秋田】日蓮宗秋田県寺庭婦人会(齋藤静子会長)主催、1泊研修が11月15、16日に行なわれ、宮城県仙台市孝勝寺(谷川日清貫首)を会場に会員、教師、寺族の8名が参加した。
1日目の研修では、ご開帳の法要後、谷川貫首より寺号変遷の歴史を中心に縁起説明があった。また、本年同寺において遷座された慈母観音菩薩像については「東日本大震災犠牲者慰霊の為に近隣地域をはじめ、遠方よりも参拝者が今も絶えない供養の場となっている」と話した。
2日目は、石巻市において被災地研修が行なわれた。
研修では、語り部でもある地元ボランティア観光協会の松崎勤氏と共にバスに同乗して被害が大きかった場所を廻った。また津波の避難場所となった日和山公園では、今も尚復興途中の景色が広がっており、松崎氏は「震災前と全く同じ景色になることはもう叶わず残念だが、完全に復興を遂げる未来に向けて、新たな石巻に変わりゆく今をしっかりと目に焼き付けて欲しい」と語った。
最後に参加会員からは「今回は日本最北の本山である孝勝寺様の歴史を学ぶ事ができ、また心温まる接待を受けて非常に感激した。石巻では現地でしか分からない被災状況を知ることができ、改めて復興へ向けての大変さを痛感した」との声が聞かれ、研修の充実さが伺えた。
2018年7月26日号
秋田 西日本豪雨災害募金活動
【秋田】7月26日、日蓮宗秋田県青年会(新岡元涌会長)は今般発生した西日本豪雨を受けて、管内青年僧7名による災害募金活動を秋田駅「ぽぽろーど」にて実施した。
活動中は連日の酷暑にもかかわらず、幅広い年代から募金が集まり、今回は特に若い世代の姿も多く見受けられ、西日本豪雨災害に対する関心の高さが伺えた。
また募金者からは「私は気仙沼出身で、東日本大震災時には色んな方の助けを頂き、この時ほど感謝した事は無かった。今度は自分自身が恩を返すときであると思うので、少しでも被災者の役に立つことを願っている」との声が聞かれた。
この日集まった募金総額は23、717円にのぼり、被災地に届けられる。