全国の通信記事
2024年2月13日号
静岡東 田中龍海師帰山式
【静岡東】伊東市蓮慶寺で2月13日、日蓮宗大荒行堂帰山式が営まれ、僧侶檀信徒約120名が参列した。
副住職田中龍海上人は、昨年11月1日、日蓮宗大荒行堂に入行し本年2月10日、再行( 通算200日)を成満した。この日は伊豆法難に遭われた日蓮聖人をお救いし、御岩屋にて御給仕した舟守弥三郎氏の御命日にあたる。檀信徒と御岩屋より行僧7人と共に蓮慶寺に戻った。午前10時30分から水行し11時帰山式が、田中龍海上人導師のもと営まれ、始めに副伝師阿部龍翔上人から許書が手渡された。御宝前での報告文で、無事行を終えた事に報恩感謝の意を述べた。参列した檀信徒の中に、感激で涙を潤ませた人もいた。式の終わりに師匠田中智海上人・龍海上人から関係上人また檀信徒に対し「これからはこの行を糧として頂いた恩に報いる為、修法道に邁進していく」と謝辞を述べ式は終了した後、檀信徒に法楽加持を行った。
2024年2月12日号
静岡西 塩川賢成師帰山式
【静岡西】初行を成満した塩川賢成上人の帰山奉告式が二月十二日、掛川市の正願寺(中村宏人 住職)にて行われ、檀信徒・管内修法師会会員僧侶ら約六十名が集まった。修行中に足を悪くして成満後急きょ病院での治療となった塩川師だったが、帰山奉告式では力強い発声と修法の姿で、参列の檀信徒らは熱心に手をあわせていた。謝辞で塩川師は、正願寺住職中村宏人上人ならびに檀信徒の各位に篤く感謝の思いを述べた。
山梨1 志摩坊開創750年・最上位経王大菩薩大祭
【山梨1】2月12日、身延山内支院志摩房にて、4年ぶりとなる開創日傳聖人報恩法要並びに最上位経王大菩薩大祭が執り行われた。身延山内で最も歴史ある宿坊と伝えられる志摩房は、中老僧の恵朝阿闍梨日傳聖人(善智法印)によって開創され、本年2月8日で750年の節目を迎える。日傳聖人の御命日である2月12日に毎年大祭が行われていたが、コロナ禍により自粛が余儀なくされていた。日傳聖人720遠忌である本年、4年ぶりに通常開催がされ、100名もの檀信徒が全国各地より参列された。法要では志摩房の裏山にて祀られている最上位経王大菩薩が特別開扉され、身延山内支院並びに有縁の各聖による加持祈祷が行われた。法要後には、山梨県出身のジャズシンガー・若林みわさんによる演奏が披露され、心地よい歌声と音色に参拝者は胸を躍らせていた。志摩房住職・佐藤順行上人は「お寺は皆様からお布施をいただいて護持する事が出来ています。この大祭では、お寺から皆様へのお布施という気持ちでさせていただいております。」と参列者へ日頃の感謝の気持ちを述べられていた。