全国の通信記事
2022年5月22日号
静岡東 降誕800年慶讃・護法大会
【静岡東】宗務所は5月22日、日蓮聖人降誕800年慶讃・護法大会を実施し、所長と局員15人が千葉県大本山誕生寺を参詣した。祖師堂での法要では、管内僧侶・檀信徒から奉納された報恩写経1295巻がご宝前に奉奠され、お題目百遍超が唱えられた。その後、船で蓮華が淵へ向かい、800遍のお題目を唱え、「報恩の灯」266基を海に納めた。翌23日は大本山清澄寺を参拝した。
2022年4月8日号
静岡東 伊東市佛光寺日蓮聖人御尊像の遷座開眼式
【静岡東】伊東市佛光寺(安部雅宣住職)で4月8日釋尊降誕会に合わせ、修復された日蓮聖人御尊像の遷座開眼式が行われた。修復のために立正大学の秋田貴廣氏(仏教学部仏教教学科教授)の元に預けられ、9か年という歳月を経て完成し3月下旬に届けられた。この祖師像は、日朗上人作日蓮聖人が開眼され、地頭伊東朝高(ともたか)の病気平癒の祈祷を初めてしたことから「祈祷のお祖師様」とも言われる。修復を重ねるうちにいつしか着色されていったという。数年前立正大学の調査の折、そのことを指摘され、痛んだ箇所を含め本来ののお姿に戻すよう作業がおこなわれた。当日はコロナ禍のため、檀信徒代表者のみの参加となったが、「いつもはお厨子の中だけれど、こんなに間近に拝むことができてありがたい」「修復前と比べて、精悍なお顔になった」など戻ってきた祖師像に感嘆の声が上がった。安部住職は、「見事に修復され、本来のお姿へと戻ったこのご尊像を皆さんのお力で後世に伝えていっていただけますようお願いします」と挨拶した。
2022年3月13日号
静岡東 沙弥対象の勉強会
【静岡東】声明師会(山﨑海淳会長)は3月13日沙弥対象の勉強会を函南町霊光寺で行い、4月入学の大学生を中心に10名が参加した。大学・寮・随身など、僧道に入る前の弟子に何を教えて良いか悩むとの要望に会として貢献できればと、今回の開催となった。当日はまず僧道への心構え、受け入れる姿勢を講義、一般的所作を初歩から始め、読経の姿勢、衣の種類、着方・畳み方、勤行の仕方などを学んだ。参加の沙弥からは「来年度から不安だったが、ここで勉強でき、これから頑張ってきます」と頼もしい言葉が聞かれ、師匠である教師からも「お盆前に勉強会を開催してもらいたい」等、次回の開催を願う声があった。山﨑会長は「会としても毎月の法式勉強会とは別に、このような勉強会をおこなって、宗門の法器育成に微塵なりとも貢献してきたい」と話した。