全国の通信記事
2022年6月29日号
静岡東 救命講習会
【静岡東】6月29日、伊豆国日蓮宗青年会(会長:朝善寺 工藤堯顯)は本年の修養道場開催に向けた取り組みの一環として普通救命講習Ⅰを受講した。
当日は駿東消防本部より2名の講師を招き、函南町慶音寺を会場に会員10名、OB1名が受講した。
伊豆国日蓮宗青年会では、毎年修養道場を開催していたが、コロナ禍にあって令和2年度より中止。これまでは宿泊を伴う修養道場であったため、看護師などに帯同を依頼していた。
本年の修養道場は期間を日帰りとし、伊豆各地から一カ所に集合するのではなく伊豆を3ブロックに分け各地域で開催する形での実施を目指し準備を進めている。
受講した会員は「今回は修養道場に向けてという形で受講したが、お寺にも多くの方々が訪れる。緊急事態は起こってはほしくないことだが、もし何かあった際には今日学んだことを生かしたい」と話した。
2022年6月27日号
静岡東 伊豆山慰霊行脚
【静岡東】6月27日、伊豆国日蓮宗青年会(会長:朝善寺 工藤堯顯)は昨年土砂災害に見舞われた、静岡県熱海市伊豆山地区を訪れ、慰霊復興祈願行脚と義援金贈呈式を行った。
梅雨明けの酷暑の中、土砂の流れ込んだ伊豆山港から、スタートし道中2カ所に設置された慰霊台で読経。亡くなられた方の成仏、未だ見つからない行方不明者の発見を祈ると共に、伊豆山地区の復興を願った。
度々ニュースで報じられている逢初川に近い、ボランティアセンターとして使われた施設にて、伊豆山地区自治会長に各地から寄せられた義援金を贈呈。あわせて、自治会長や地元住民から当時の様子や今の思いを直接伺えた。
土砂の撤去や建物の解体は少しずつ進んではいるが、未だ被災当時のままとなっている建物も多い。
「被災した家に忍び込まれ、窃盗被害に遭った家もあった。交代で巡回警備などをした。近づきたくてもどうしようもない場所もある。建物一つとっても、あぁ、あそこは先輩、あそこは後輩の家と思いは尽きない。まもなく一年を迎えるところだが、やりきれないところも多い。ただこうして、みなさんにお経を上げていただけたことをうれしく思います。」と伊豆山出身で仏具店を営む男性は静かに語った。
2022年6月10日号
静岡東 松崎町妙清寺で入寺式
【静岡東】賀茂郡松崎町妙清寺において6月10日午前11時より第3世深澤勇一師の入寺式、午後2時より令和3年9月7日に遷化された第2世深澤貞勝師の本葬儀が執り行われ、有縁寺院檀信徒ら多数参列した。
入寺式では、宗務所長より辞令伝達、師僧の松井大英師(下田了仙寺住職)より払子を継承し、初々しく式が進んだ。本葬儀は、本山玉沢妙法華寺貫首小池日恩猊下を大導師に営まれ、嘆徳文や弔辞の中に語られる貞勝師の人柄やエピソードに参列者の涙を誘った。深澤師は、妙清寺開山・2世と伝わる教えを自分の代でも出来る限り伝えていきたいと力強く挨拶した。