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2024年1月7日号

静岡中・60年ぶりとなる祭が開催

静中2401181①【静岡中部】静岡県富士市厚原の熱原山本照寺(松原智善住職)において、一月七日、新年祈祷会に併せて、「熱原祭」を開催した。同寺においては過去、昭和二十年から昭和三十九年頃まで祭りを開催していた歴史があり、諸般の事情により長らく中止されていたが、今年復活となった。
本堂前では同寺役員が紙の町ならではのトイレットペーパーや地物野菜の販売、ボーイスカウト富士八団による射的、地元飲食店の富士宮焼きそばやコーヒーのキッチンカーなどが多数出店し長い列をなした。
午前十一時からは富士宮市大本山本門寺内の重須孝行太鼓保存会による太鼓の演奏が奉納され一段と境内が盛り上がると、日蓮宗新聞社マスコットキャラクターこぞうくんも駆けつけ、参詣者らと交流した。
また、ボーイスカウト団員が、能登半島地震の義援金勧募を行った。
正午から当山住職や修法師の出仕により水行式を行い、続いて有志の子供達も水行式を体験し満堂の中、新年祝祷の法楽加持祈祷が行われた。
松原住職は「新型コロナウイルスの影響で、思うように外出がしづらい中、厚原地区唯一のお祭りとして地域の皆さんに楽しんでもらいたい。トイレットペーパーなどの物資も皆さんの生活の助けになれば嬉しい」と話した。

2023年12月16日号

静岡中 静岡宗林寺で劇団の公演

静中240117③【静岡中】令和五年十二月十六日に静岡市葵区宗林寺にて、劇団静火による第十四回公演「片づけたい女たち」が行われた。劇団静火は舞台経験も年齢も様々なメンバーが集う社会人劇団で、今回宗林寺本堂という普段の劇場と違う空間での公演、演者やスタッフそして観客も緊張の雰囲気も垣間見えたが、笑い声ありの大団円を迎え滞りなく終幕した。公演後は、演出担当の櫻木アヤネ氏と宗林寺住職廣崎本浄師とのアフタートークもあり、今回の公演内容にもある「片付け」と「断捨離」を誰にでもわかりやすく説いて話をしていた。

今後、菩提寺と檀家だけでなく、広く門戸を開き多方面にお寺を周知して頂ける公演・アフタートークであった。

2023年12月9日号

静岡中 本門寺堀が世界かんがい遺産

本門寺堀記念式典3【静岡中】大本山北山本門寺において、本門寺堀「世界かんがい施設遺産」登録を祝う記念式典が十二月九日、富士宮市主催により開催されました。駐車場南西角に建てられた記念標柱の除幕式も併せて実施されました。当日は生憎欠席となりました貫首猊下の祝辞を鈴木春雄執事長が代読され、本門寺堀が命の水を運ぶ水路のみならず、今日では生活に必要な電力をも作り出していることに触れ、時代を超え人々に役立つ本門寺堀を次世代へ引き継ぎで行くことを呼び掛けました。

「世界かんがい施設遺産」とは、建設から100年以上経過し、歴史的・技術的価値のあるかんがい施設が推薦・登録され、日本では2023年末までに51の施設が登録されています。

祝辞

日本第一の名山・富士山が世界文化遺産となり、本年十周年の節目の年に、本門寺堀(通称北山用水)が富士宮市をはじめ、関係者各位のご尽力を得て「世界かんがい施設遺産」として顕彰して頂きましたことに、当山よりまずもって感謝し、お祝い申し上げます。

須藤秀忠富士宮市長より、本門寺堀の歴史・いわれをご説明頂いたことと存じますが、この地に渇望されていた用水路が引かれて已来四百五十年余り、先師各位の護持丹精をもって本門寺堀は今日まで整備・保全され、市内広域まで拡張・延伸されており、新たな活用の場面も広がっています。

殊に、北山・山宮の地元民で長らく引き継がれている「北山用水運営協力委員」の皆様方には、改めて衷心より感謝申し上げる次第でございます。さて、水は生命の源でございます。この地域では用水が引かれる以前は、天水等をためて使うしかなく、水田稲作も当然のことながら苦難をしてきました。それを憂えた当時の貫首・第九世日出上人が家康公にその旨を申し出て、本門寺堀が実現されました。時を経て、今日では上水道が整備され、いつでも手軽に水が飲め、使えるようになっておりますが、この恵まれた環境の中で、命の水の大切さを改めて考え直したいものです。さらに、近年では本門寺堀北山用水は、安定した水量と富士山麓である地の利を生かして小水力発電所が数多く設置され、日本一であることを誇りに思っております。富士山本門寺堀発電所、三峰川(みぶがわ)本門寺発電所等、名称にも当山の名を冠して頂いております。生活水としてだけでなく、それが今や電気・エネルギーに変わり、市民生活に重要な役割を果たしているとを想うと、仏祖先師のご加護のたまものであると報恩感謝の念に堪えません。また、世界かんがい施設遺産登録の理由には、この用水路が「クリーン・エネルギー」にも活用されていることも高く評価されていると伺いました。二酸化炭素を排出しない、地球環境を汚さない発電という意味での「クリーン」つまり「綺麗なエネルギー」と理解しておりますが、この本門寺堀北山用水路、及び流れる水も、この先百年二百年と「クリーン」な姿で、次世代に引き継がれることを願う次第であります。結びに、本日の記念式典が当山境内で開催されたことに意義を感じ、富士宮市のますますのご発展をご祈念申し上げ、祝辞とさせて頂きます。南無妙法蓮華経

令和五年十二月九日

富士山 法華本門寺根源第四十九世 旭日重

 

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新年のご挨拶。

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