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2022年10月20日号

山梨3 身延山スタディーツアー

山三221101③hp【山梨3】10月20日、山梨県第三部ではと檀信徒協議会(横内正孝会長)宗務所(岡本正富所長)主催で「身延山スタディーツアー」と称し、身延山の一日散策を行った。

今回この企画では、身近で何度も参詣したことのある身延山について、より知識を深め、今後の参拝に、より興味を持ってもらうため、初めて企画した。感染予防対策をしっかり行ったうえで、檀信徒、教師合わせて47名の参加者が集まり、バス2台で移動。総門~山門~菩提悌~身延山本堂~宝物館~祖師堂~御真骨堂~奥之院思親閣~御廟所という行程が組まれ一日かけて身延山を巡った。総門にてバスを降りると身延山布教部員に依る発軫閣と総門について説明を受け、またバスに乗り山門まで移動し山門と菩提梯の説明を受けた。始まって直ぐだったことから、体力に余裕のある方は本堂までの移動をする際に菩提梯から上がっていく方も数名おり、本堂、宝物館、祖師堂と説明を受けた。

また、午前中の最後の行程では内野日総法主猊下より水鳴楼にも招待を受け、法主猊下と襖絵の前にて記念撮影を行い、檀信徒の方々も法主様のお近くに寄り会話をするなど、貴重な時間を過ごした。昼食後、一行は奥之院思親閣へ移動、また、当日は暖かな気温であったことから、ロープウェイで山頂につくと晴々した景色、気持ちの良い空気に当たりさわやかな気持ちで御開帳を受け、佐藤別当上人より奥之院の説明を受け下山し、御廟所へ移動。参拝の後、秋山別当上人より御廟の前にて説明を受け行程を終了した。今回の参加者の中には「個人的に身延へ参拝することは何度も有ったが、本堂や祖師堂をお参りし、境内を散策するだけだったが、今日は普段では入ることのない場所や、説明を受け知らなかった事を沢山聞けて良かった」との声があがり、「今回先着40名の募集で少人数でもあったことから定員漏れしてしまった方も居り、参加できなかった人もこの様な企画で、参拝することが出来れば沢山の方に身延山をもっと知ってもらえる良い機会になるのでは」という方も居て、企画は無事に閉じた。

2022年9月7日号

山梨3 宿坊「TempleHotel 南アルプス法源寺」開業

山三220909hp【山梨3】南アルプス市法源寺(横山瑞法住職)が、寺院近くの空き家をリノベーションした宿坊「TempleHotel 南アルプス法源寺」開業し、9月7日にグランドオープンの式典を開催した。

式典では、まず本堂で法要が営まれ、法源寺の御本尊に開業の奉告と宿坊事業の繁栄を祈願した。横山住職は挨拶の中で「法源寺は地域と共にあるお寺。お寺が元気になるには、まず地域が元気になることを考えなければならない。今回の宿坊はその思いが一つの形になったもの。」とオープン際しての思いを述べた。

法要の後は、宿坊へ移動し来賓と共にテープカットが行われ、続けて内覧会が開催された。

「TempleHotel 南アルプス法源寺」は、法源寺が地域と共に、周辺地域の活性化をすることを目指して開業した宿坊。南アルプス市に今までにない家族やグループで貸し切り、泊まれる宿泊拠点を増やすため、空き家をお寺で取得しリノベーションした。フルーツや山岳アクティビティが魅力の南アルプス市らしさを感じられる地域観光の入り口の宿として、地元の事業者と協業し、地域の活性化に資することを目指す。

宿坊は、最大8名宿泊可能で、1日1組の貸切宿。朝のお勤め、作務や写経など、お寺ならではの体験に加えて、庭で焚火、BBQ、テントサウナも可能で、貸し切りで快適な宿とアウトドアの楽しさを両方楽しむことができる。法源寺にて経営、運営し、全国に9ヶ寺で『OTERA STAY(お寺ステイ)』 を展開する株式会社シェアウィング(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤真衣)が販売や運営面で支援する。

<宿坊情報>

■Temple Hotel法源寺 URL https://oterastay.com/hougen-ji/

2022年6月29日号

山梨・山日青60周年記念事業「宗祖甲斐国巡教の足跡唱題行脚」

山梨220914①(4日目妙昌寺) 【山梨】山梨県日蓮宗青年会(以下、山日青)は令和4年初春から夏の終わりにかけて、山梨県内を唱題行脚した。この事業は山日青が結成60周年を迎え、また令和5年は宗祖日蓮聖人が身延へ御入山されて750年の節目を迎える慶讃事業として企画されたもので、日蓮聖人が文永年間に甲斐国内を巡錫した足跡から想定されるルートを辿って実施された。総移動距離200㎞を超える行程は11回に割り振られ、全日の参加会員はのべ129人に及んだ。時には山日青OBや管内教師が同行することもあった。
県内全47ヵ寺を参拝させていただいた内の、主な行程は次の通り。3月に総本山・身延山久遠寺三門をスタートして以降、富士川東岸を北上して東は甲州市休息の立正寺(住職・岩佐宣寿)、笛吹市石和の遠妙寺(住職・長澤宏昌)を経て、西は長野県境・蔦木の眞福寺(住職・小林尭顕)まで至り、そこから南下して南アルプス市上市之瀬の妙了寺(住職・佐野顗誓)や富士川町小室の本山・妙法寺(小倉光雄貫首)を訪ね、再び6月29日に身延の地へ戻って御廟所にてゴールを迎えた。
行脚出発時にはまだ肌寒かった身延山内は、山梨・長野両県の計5管区を巡って、帰り着く頃には汗がにじむ暑さとなっていた。開催期間中には寒暖の差ばかりでなく、玄題旗が大きくはためく強風に耐えた日や、雨天のために延期となる日もあった。またコロナ禍・大人数での唱題行脚となったことから、マスクを付けながら、距離を取って等、過去の唱題行脚にはない工夫が必要となり苦心することとなった。そんな中でも山梨県内を青年僧による力強い団扇太鼓と御題目の声が響き渡り、沿道では多くの方から声援を送られた。また、行脚中にお預かりした浄財150,774円は山梨県コロナ対策担当へ寄付を予定している。
同規模の唱題行脚を実施するのは、山日青としては鎌倉から身延山までの日蓮聖人身延山御入山の道を歩いた10年前の結成50周年記念事業以来のことであり、会内の顔ぶれも変わっていて、多くの会員にとっていくつも管区をまたぐほどの長い距離を御題目と仲間と共に歩くのは初めての経験となった。準備にしても誰が何から着手すれば良いのかという多人数が関わる事業ならではの戸惑いがあり、また実際に事業が始まってみると体験したことのない道のりに、本当に歩ききれるのか、と半信半疑の声も聞かれた。その思いもあってか、全行程を終えた表情は普段の活動では見られないほど晴れやかで、日蓮聖人の足跡を今日の自分たちに追うことができたという大きな達成感と安堵が同時に見て取れた。会員の中からは「全行程が終わってみると、まだまだ歩き足りないと感じています。山日青はこれからも唱題行脚に精進していきます」という頼もしい声も聞こえた。
山梨220914②(5日目甲州市道中)山日青会長の小澤真弘上人は「県内の宗祖足跡を巡る唱題行脚の行程が無事に完遂できた事を感謝します。コロナ禍でも力強い日蓮宗の布教を示す事ができたのも、山日青先輩上人や県内各上人からの暖かい声援や道中にて応援して下さった多くの皆様のお陰です。誠にありがとうございました」と述べた。
(事務局発)

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