全国の通信記事
2024年3月16日号
千葉西 市原市円頓寺復興再建奉告式
【千葉西】3月16日、市原市円頓寺にて本堂再建、客殿新築の「」が行なわれた。
円頓寺は令和元年9月、房総半島に甚大な被害をもたらした台風により、本堂屋根が全壊、その他山内各所に大きな被害を受けた。
住職、総代、役員各位によった再建の取り組みは、同様に被害を受けた檀信徒の生活を優先したため、思う様には進まず、また翌年からコロナウイルスの感染が拡大したことによって全てが停滞し、再建の道のりは安易なものでは無かった。
しかし、被害から2年が経ち、漸く浄財の勧募るが始まると、予想を越える寄付が集まった。「これも、あれだけの被害に遭ったにも係わらず、身を殆ど無傷に留めて下さったご本尊のお導き、本堂再建を御理解御協力下さった檀信徒の皆さんのおかげ」と、語る山津住職は、当日出席した140名の檀信徒と共に新本堂で読経唱題の声を響かせた。
2024年3月3日号
千葉南 徳川将軍家の位牌発見
【千葉南】勝浦市長慶寺(小澤玄松代務住職)で、江戸幕府4代将軍徳川家綱と13代将軍家定を供養したと見られる位牌が発見された。
昨年末、小澤住職が本堂の位牌壇を整理中に特大の葵の紋入り位牌を2基発見。『嚴有院』、『温恭院』と書かれており、調べるとそれぞれ4代将軍徳川家綱公と13代将軍徳川家定公の院号と判明。年明けに鑑定・修理に出し、綺麗に修復された。
長慶寺は市の有形文化財でありながら地域における関心が薄いと感じていた小澤住職は、自身がこれまで開催してきたミュージックフェスタを同寺でと計画しており、これに併せて位牌を開帳し、一般公開する事にした。
ミュージックフェスタは4月7日に開催され、盛況を収めた。
2024年2月17日号
千葉西 6組寺第40回地区統一信行会
【千葉西】2月17日、千葉県西部6組寺院連合会は本年度第40回となる地区統一信行会を僧侶檀信徒49人で池上本門寺へ参拝という形で行われた。
大堂にて菅野日彰貫首猊下より御経頂戴、ご挨拶を頂戴し、引き続きお開帳を受けた。その後大堂下広間へ場所を移し山口顕辰布教部執事による日蓮聖人御一代記の高座説教を拝聴した。
昼食後は日蓮聖人御廟所を参拝、説明を受けながら本殿・経蔵・霊宝殿・五重塔といった境内各所を巡った
今回担当寺院、木更津光明寺住職の石野晴朗師は「日蓮聖人第750遠忌に向け今後始まるであろう宗門運動の先駆けとして、また近い故になかなか足を運ばない場所ですがもっと沢山の方にご入滅の霊場である本門寺を知り参詣していただきたいとの思いで企画した。今後も本門寺をはじめ、近場にある霊場を参詣していただける方が増えることを望んでいる」と述べていた。