全国の通信記事
2023年6月10日号
栃木・檀信徒協議会総会開催
【栃木】6月10日令和5年度日蓮宗栃木県檀信徒協議会総会が宇都宮市妙金寺(野澤智秀住職)で開催され、管内寺院の総代6人が参加した。
齋藤高蔵栃木県檀信徒協議会会長、野澤壯監栃木県宗務所所長、荒居養雄栃木県協議会議長の挨拶で始まり、役員選出や令和5年度事業計画、檀信徒統一信行会などが主な議題となった。
閉会後、妙金寺副住職野澤朋世師が、差別について講話した。話の中で、元々仏教で使われていた差別(しゃべつ)は人種差別や女性差別のようなマイナスイメージなものではなく、全てのものがそれぞれ持って生まれた形や違う性質、ちからを持って存在していることが差別だと話した。参加者たちは真剣に聞き入っていた。
2023年3月6日号
茨城・災害対策支部講習会を3年ぶりに開催
【茨城】茨城県災害救援対策支部(相田要練支部長)は、3年ぶりとなる講習会を3月6日、宗務所=星宮寺(相田要練住職)で開催し、教師・檀信徒約100名が参加した。講習に先立ち、管内修法師出仕のもと諸災害犠牲者慰霊・復興祈願の法要を行った。講習では講談師の一龍斎貞鏡師が、「祈りの心」と題して本堂で講談を行った。 師匠でもある父との突然の死別の悲しみを、涙あり笑いありのエピソードを交えて語った貞鏡師。悲嘆を乗り越えた陰にはお題目と家族の支えがあったことを明かし、「まさか」に備える心構えを呼びかけた。貞鏡師は最後に「『まさか』という坂」の由来となった講談「徂徠豆腐」を披露し、会場は盛大な拍手に包まれた。
2023年3月3日号
埼玉 北関東教区 檀信徒研修道場
【埼玉】令和5年3月3日、令和4年年度北関東教区埼玉県研修道場が、池上本門寺において開催され、僧侶檀信徒あわせて35名が参加した。午前10時半、孝道示現のお祖師様を奉安する大堂にて記念撮影後、菅野日彰貫首猊下よりお言葉を頂戴した。続いて、開講式が行われ須加晃正埼玉県宗務所長を導師に埼玉県声明師会(八代大照会長)出仕のもと法味が言上され、柴清埼玉県檀信徒協議会副会長が代表となり参加者全員でお題目修行に励む「誓いの言葉」が読み上げられた。開講式終了後、埼玉県布教師会(石黒淳明会長)の星光照上人(北関東初の布教院卒業生)をはじめ会員による高座説教が行われ日蓮聖人のご一代記が語られた。午後になり、霊宝殿にて貴重な霊宝・文化財を拝観。その後、埼玉県社会教化事業協会(濱田衞文会長)指導のもと写経が行われた。続いて、本殿にて須加所長を導師に唱題行が行われ堂内にお題目が響き渡った。午後3時半からの閉講式の中で八代大照埼玉県修法師会副会長を修法導師に写経の開眼がされ、須加所長より参加者一人ひとりに信行証が授与され全日程が終了した。菅野貫首猊下の「池上のお祖師様の霊気を感じてください」とのお言葉通り、ご入滅の霊地にて充実した研修道場となった。