全国の通信記事
2020年11月8日号
茨城 筑西市大谷寺で法灯継承式
【茨城】筑西市大谷寺では11月8日(日)第3世横川日成師から第4世横川和克師への法灯継承式が御会式に併せて営まれた。秋晴れの晴天の下、僧侶・檀信徒約150名が参列した。
式では茨城県宗務所所長(相田要練師)より横川和克師への住職承認の辞令伝達、前住職より払子が継承され、新住職は力強く奉告文を読み上げた。
最後の謝辞では、前住職はお寺に対する熱い思いを述べ、新住職は、「コロナが蔓延するなかにも関わらず、皆様に御祝いして頂き有り難く思います。これからこのお寺と日蓮聖人と御檀家さんを護って参ります。」と力強く決意を述べた。
2019年11月28日号
茨城 いのりの日唱題行脚
【茨城】布教師会(横川和克会長)は11月28日、城里町内で「いのりの日唱題行脚」を行った。修多羅寺(磯野善昌住職)を出発した僧侶17人は、木々が色付く山間の町を1時間以上かけて行脚した。団扇太鼓とお題目の声が聞こえてくると沿道に出て合掌する檀信徒の姿もあった。檀信徒からよせられた募金133,300円は、台風災害の義援金として日蓮宗に寄託された。
2019年11月3日号
茨城 宗祖お会式縁日法要
【茨城】十一月三日、水戸市本法寺別院にて地元では縁日法要と呼ばれて親しまれている、宗祖お会式が執り行われた。
当日は朝本堂にてお会式の法要が行われたあとは境内を広く開放し、檀信徒は勿論、宗派の垣根もなく、地域・町内の協力を得て、地元野菜や手作り雑貨に陶芸の販売、バザーやゲームコーナー・模擬店など内容は盛り沢山。毎年大盛況の餅つきやお楽しみ抽選を目当てに朝から夕方まで老若男女、幅広い年齢層の方々が笑顔で楽しんでいるのが印象的であった。
また、近隣を県内の万灯講中と谷中学寮生の行脚がお題目とお囃子で練り歩き、年によってはミニコンサートなども開かれ、近年では茨城県の日蓮宗青年僧による有志団体「天鼓囃子」の笛や太鼓の演奏も行われている。
お会式が今の形式になったのは平成七年の頃、少子化の影響で地域の盆踊りのお祭りが開催出来なくなったことがきっかけであった。以前より地域に根付く寺・子供達の思い出に残る寺をコンセプトに考えていたので、これを機会に境内を広く開放したのである。
この試みも今年で二十回目の節目を迎えた。八鍬行誠住職は境内で楽しそうに笑顔を見せる方々を眺めながら「これからも檀信徒は勿論、地域に頼りにされる寺院・地域に根付く寺院を目指して頑張っていきたい」と力強く語っていた。