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2019年10月14日号

北海道南 余市町法華寺で寺市寺座

北南191115 (2)北南191115 (1)【北海道南】余市町法華寺を会場に10月14日、寺フェス『寺市寺座』が開催された。
町内飲食店有志の呼びかけで道内各地から30店ほどが出店。本堂でのライブやDJイベントを中心に、大広間と境内を利用してカフェやバー、カレーなどの飲食コーナーをはじめ、写佛体験コーナーや古本、CD、盆栽、地元の農産物などが立ち並び、連休の最終日ということもあり600人以上が来場した。
主催者の一人で『天照-Amaterasu-』オーナーの今西努氏は「お寺での開催にあたり、地域の歴史を象徴する場所であるということを強く感じた。普段のイベントと比べても幅広い年齢層の方が足を運んでくれて嬉しい」と、
法華寺の副住職であり開催の企画準備に深く携わってきた髙橋貫道師は「お寺は地域の人のためにある。これを機会として地域との関わり方を見出していきたい」と、それぞれ語った。
ライブの入場料は『楽しんだお気持ちを』の投げ銭式。今西氏が普段のイベントでも取り入れている形で、今回はお寺の賽銭箱を使った。投げ入れる音を楽しむ親子連れも見られた。参加者は「お寺でこんなことができるとは思わなかった」「ぜひ来年も開催を」と口々に語っていた。
戦国武将織田信長の政策『楽市・楽座』は地域に開放と経済発展をもたらしたという。
余市町の『寺市寺座』、人と人が繋いだ縁がお寺を通じて、さらに人と人との縁を結んで、地域が元気になっていく。境内に絶えずあふれる笑顔と笑い声に、そんな可能性を強く感じる楽しい一日を過ごさせていただいた。

2019年9月10日号

北海道南 教区檀信徒研修道場

北南191010③【北海道南】教区主催、南部宗務所(土屋大乗所長)担当の檀信徒研修道場が9月10、11日に小樽市内で開催され92名が参加した。開会式のあと常任布教師の中村啓承師(遠別町長遠寺住職)が「立正安国・お題目結縁運動、第一歩は但行礼拝の心構えから」と題し講演。常不軽菩薩の但行礼拝や、綱脇龍妙上人のハンセン病患者救済に捧げた生涯に触れ、「いのちに合掌は一人ひとりの行いから。人間礼拝の徹底がこれからの宗教の価値を決める」と語った。
続いて和讃研究会により「降誕和讃」の研修が行われた。日頃から和讃に取り組んでいる参加者も多く、来年開催の教区大会に向けて熱心に指導を受けていた。その後、夕勤に合わせて唱題行が行なわれ1日目を終えた。
2日目は朝から「写佛」が行なわれた。参加者はそれぞれ「鬼子母神」や「七面大明神」「大黒天」等の中から選んだ諸仏を丁寧に丁寧に描いていた。その後、髙橋貫道師(余市町法華寺修徒)が晨朝法話。日蓮聖人と関わりの深い檀信徒を紹介し「私たちも僧侶と檀信徒が一体となって、次の世代にお題目を弘め伝える役目がある」と語った。
参加者の日頃の疑問に僧侶が答える質疑応答式の座談会に続いて、閉会式では修了証とともに写佛の清書が手渡された。参加者は「自分の手でお写しした神様に守ってもらえるのはありがたい」「仏様を描くなんて何だか畏れ多いが、とても嬉しい」「札幌の大会でまた会いましょう」と口々に語っていた。
教区では令和2年5月12日に、札幌市内で「日蓮聖人降誕800年記念大会」が開催されることとなっている。

2019年7月26日号

北海道南 函館市妙心寺で修練道場

北南190816①【北海道南】今年も七月二十六日から二泊三日で函館市谷地頭にある中山法華経寺北海道別院 臥牛山 妙心寺にて修練道場が開かれた。
今年で三十七回目を数える。
修練道場の運営には妙心寺住職の若松誨泉上人・若松裕泉上人・奥様・妙心会・松法会さらには近隣寺院の青年僧がスタッフとして参加している。
今年の子供たちの参加は終業式と日程が重なってしまった学校が多く例年に比べると21名と少なかったが小学校1年生から中学1年生までのが集まった。
毎年欠かさず参加する子供たちが多く、OB・OGとなってもスタッフとして参加する子供たちも年々増えている。
一日目はお寺の近くにある「ふるる函館」(函館市青少年研修センター)を借りて始まる。最初は家族へ日頃伝えにくい感謝の言葉を手紙に書き家に帰る頃に届くようにハガキを出す。
その後、体育館で暑さに負けずに子供達と共にスタッフも加わりリレー・ドッジボールをして汗をかき、夕食を迎える。
食事の際には元気溢れる大きな声で食法を唱え、寝る前にはスタッフとして参加した八雲池浦寛道上人からの法話を聞き一日を振り返り就寝となる。
2日目は朝のラジオ体操から始まり、一度お寺に向かい朝勤をする。食事後は自分たちが使った布団の整理と部屋の掃除をし、お寺へと移動後は毎年スタッフが考えた修練道場の思い出の一つとなる工作をする。
今年の工作は真っ白なお面に子供たちの個性がわかる色付けをした。昼食後は天気が安定せずに雨が心配されたが、幸いにも雨が上がりお寺から二十分ほど歩いた所に函館公園に移動しスタッフ対子供たちの大規模な鬼ごっこで力いっぱい暑さに負けず走った。その後、お寺の近くにある谷地頭温泉へ移動しお風呂でも親睦を深め思い出にひと時を増やした。
夕食は毎年恒例のスタッフが作るジンギスカン・焼きそば。おにぎりは妙心寺奥様をはじめ女性スタッフの方たちが一つ一つ子供たちへの思いも込めて握ってくれる。
子供たちも道産子らしく準備されたジンギスカンを喜んで食べ、食事後は花火をし、
尊神堂をゴールとした肝試しをする。中には泣いてしまう子供もいるが
最後にはみんな尊神堂に集まりを副住職 若松祐泉上人からの問いかけに子供たちは一生懸命考え、発言し、そして今までの自分を思い返し、見詰めなおし静かな時間を過ごし就寝する。

3日目の朝もラジオ体操から始まり、朝勤を終えて食事をする。二泊三日の修練道場で仲間となり共に過ごした時間の中の法話や工作、友達との交流など子供たちが感じたことを作文にまとめ修練道場の最後となる妙心寺の水子供養に一般の檀信徒とともに参加し子供たちは献花をして代表の子が祭文を読み上げ静かに手を合わせる。
水子供養が終わるとそのまま本堂で閉会式となる。住職 若松誨泉上人がに参加した一人一人の子供に修了書を手渡す。子供たちも大きな声で返事をして胸を張りながら受け取る。今年は参加人数が例年に比べれば少なかったもの元気な姿・声・笑顔はいつもと変わらず絶えることなく妙心寺の境内に溢れていた。最後に子供たちから住職・スタッフ・関係者に感謝の言葉が贈られて終了した。
閉会式のあとは、毎年恒例のかき氷や、焼き鳥・くじ引き等準備したバザーで子供を迎えに来た親御さんや一般の檀信徒とともに楽しんでスタッフの見送る中、「来年もまたきます!」と笑顔で子供たちは帰って行った。
全ての日程を終了したあと。住職は最近寺離れが問題となっておりますが、子供たちに少しでもお寺とのご縁と興味を持ってもらいたく、毎年いろいろな事を考えながら取り組んでおります。みんなと仲良く和になってこれからも精進して参りたいとおもいます。」と話してくださりました。

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新年のご挨拶。

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