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2019年5月21日号

千葉西 寺庭婦人会総会

千西190522 (3)【千葉西】本年結成35周年を迎える寺庭婦人会(大塩順子会長・市原市正蓮寺寺庭婦人)では、5月21日(火)10時より本山藻原寺を会場に総会を開催した。法味言上の後、木更津市光明寺前住職夫人の石野澄子氏を講師に「空から寺へ?」と題し、講演が行われた。澄子氏は、本山弘法寺石野日英前貫首(平成24年遷化)夫人で、現在も澄子夫人を母と慕い光明寺に訪れる僧侶は多い。生前の石野貫首は随身生教育に特に力を注ぎ、「旅行先で宿泊したら、お坊さんが泊まった部屋と分かる様に後を残してきなさい」と僧侶としての立ち振る舞いを訓示されていた。講演はキャビンアテンダントの経験から、「人は出会って4分で判断される」と他人から注意をされることがほとんど無い僧侶に対して、「我々が気を付けて注意しなくてはいけない」と第一印象の大切さを話し、また、「お寺に来た人の心が幸せになっていただけるために、住職と檀信徒との架け橋になれる様に陰から支える事が寺庭婦人の役割」と寺庭婦人の心構えとして語った。
今、わが子をどの様に僧侶に育てて行くかを悩む寺庭婦人は多く、宗門の一大事業として運動に取り上げられている通り、師弟教育につながる寺庭婦人にとっては貴重な講演となった。昼食後の研修会では、石川あるみ様(市原市本念寺寺庭婦人)の指導により「ぺーパーフラワー」の作成に奮闘した。当会は、10月に「35周年報恩身延山団参」を予定している。

2019年5月19日号

大阪豊能 能勢町妙唱寺で入寺式

豊能190527②【大阪豊能】晴天に恵まれた令和元年5月19日能勢町妙唱寺にて、第6世高橋是陽師から第7世高橋大光師への法燈継承入寺式が行われ、管内寺院、多くの檀信徒が列席した。
荘厳された本堂において是陽師から法燈の証である払子を継承。大光師は御宝前にて奉告文を力強く読み上げた。
桑木茂光宗務所長はじめ第27選挙区宗会議員石原直行師からの祝辞があり、昭和51年に法燈を継承して以来、客殿、鬼子母神堂の建立、境内の整備、岐阜別院長高寺の建立、また中山法華経寺加行所1000日成満等、是陽前住職の功績が讃えられ大光新住職の更なる活躍が期待された。
謝辞に立った大光新住職は「先師の志を受け継ぎ三宝、師、衆生の恩に報い妙唱寺の法燈を守り、宗門発展に力を尽くしていきます」と固い決意を滲ませ言葉を締めくくった。

大阪和泉 日限七面大明神大祭

SONY DSC【大阪和泉】初夏の日差しが降り注ぐ5月19日日曜日、今年も堺市内本覚山経王寺で佐野一秀住職を導師に、管内修法師十二名出仕のもと、『日限七面大明神大祭』が執り行われた。堺の旧環濠内に位置する当山は、かつて寺領三千坪に及び、周囲一帯は経王寺前町と呼ばれ境内には七堂伽藍を擁しつつも、大阪冬の陣の兵火、太平洋戦争の戦火に罹り、寺領を大きく減らすこととなった。しかし、かつて泉州最古の日限七面大明神をお祀りしていた七面堂を改築して本堂とし、堂内には泉州一大きな仏像群を奉安するなど、歴代住職の尽力により今なお往時の繁栄の面影を今に伝える泉州屈指の名刹である。
当日は、泉州最古の日限七面大明神、征夷大将軍八幡太郎義家公の守本尊であった童子妙見大士、法華経由来の諸天善神等をお祀りした御宝前にて、修法師による御宝前修法、大衆法楽加持祈祷に併せ、当地堺を発祥とする「千巻陀羅尼」が、参拝者で埋め尽くされた堂内に響き渡った。
この「千巻陀羅尼」は天文法難に由来すると言われている。天文5年(1536)7月、延暦寺側の僧兵と宗徒が現在の京都市中に押し寄せ、洛中洛外の日蓮宗寺院二十一本山を悉く焼き払い、日蓮宗側に多くの死傷者を出した。洛中の日蓮教団は壊滅的な打撃を受け、この難から逃れた日蓮宗諸寺院の僧侶、殊に本山貫首様等は、京都と関係の深かった堺の末寺等に避難することとなった(本山妙覚寺は経王寺に避難)。
これら災禍を逃れた京都の日蓮宗僧侶と、既に当地に根を張りこれら困難に遭遇した人々を受け入れた堺の日蓮宗僧俗が一体となって、いつか京都へ帰れる日が訪れることを願い、堺の地にて、日々、陀羅尼咒を千巻お唱えするようになったことが、「千巻陀羅尼」の起源と言われている。
その後、6年の歳月を経て異体同心の願いは実を結び、帰洛の勅許を得て、京都の本山は十五に減ぜられつつも、これら十五本山を中心として、西日本における日蓮宗寺院は発展に大きく踏み出すこととなった。
佐野一秀住職は、この先人の労苦と切実な想いを後世へ伝えたいと「千巻陀羅尼」読誦を復活させ、若い管内修法師への修練の機会を与えると共に、檀信徒をはじめとする堺の人々を教化し、日蓮宗発展と法華経弘通に力を尽くしている。
最後に、法話を終えた佐野住職が、笑顔の参拝者に千巻陀羅尼開眼のお守りを手渡し、諸天善神・参拝者・出仕僧が、「千巻陀羅尼」によって感応同交した厳粛かつ熱気に満ちた大祭が幕を閉じた。

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