全国の通信記事
2017年6月29日号
千葉東 震災復興読誦会
【千葉東】6月29日、多古町妙興寺(冨永観瑞住職代務)に於いて震災復興読誦会が行われた。管内修法師会(井村大應会長)会員をはじめ19名の僧侶が参加し、東日本大震災物故者の慰霊と被災地の早期復興・自然災害による物故霊位供養と復興の祈念した。冨永住職は挨拶の中で「東日本大震災によって壁が墜ち堂宇が傾いてしまった妙興寺本堂も、檀信徒の浄財勧募により修繕の準備が整い、明年には改修工事に入る予定となった。これも皆様の祈りのおかげです。今後もこの読誦会を続けていきたい」と話していた。
2017年6月28日号
筑後組・川施餓鬼大法要
【福岡】6月28日に筑後組青年会(徳永前啓会長)主催、第四十五回川施餓鬼大法要が久留米市石橋文化センター共同ホールで行われた。
午前10時30分より法華和讃奉唱、その後、筑後組門中会松本修学副長を導師に施餓鬼法要が厳修された。
法要後、松本副長の挨拶。続いて福岡県宗会議員佐野前延上人が祝辞を述べた。
法要後には、昨年度の荒行を成満した3人の行僧による特別祈祷も行われた。
その後昼食を挟み清興としてソプラノ歌手の池田瑛香氏とピアノ奏者の川内奈都子氏によるスペシャルコンサートが行われ、クラシックの名曲や童謡で観客を大いに盛り上げた。
午後2時30分、徳永会長の謝辞をもって全日程を修了した。
徳永会長は「来年第46回の川施餓鬼法要の際には、日蓮宗の若いお坊さんたちがこのような事をして頑張っているんだよと伝えていただき、お誘い合わせのうえ来年も参加してくださることをお願いします」と述べ閉会した。
大阪豊能・災害対策講習会で「備えるこころ」学ぶ
【大阪豊能】 豊能宗務所(山下正淳所長)・社教会(服部厚志会長)・檀信徒協議会(泉清会長)共催の地域災害対策講習会が檀信徒協議会総会に併せて6月28日、能勢町圓珠寺(山下正淳住職)で開催され、僧侶檀信徒65人が参加した。
日本危機管理士で大阪市危機管理室 防災アドバイザーの杉原利典氏を講師に招き「備えるこころ」をテーマにした講習を受講。
氏は、南海トラフ地震の被害予想や能勢町の地域性を鑑みた災害の実例を示し、「行政の救援活動に頼りきりでは駄目。自助共助の自覚を持ち、水や食料、必需品の備蓄、各々の役割分担について普段から家族や地域住民で話し合い、災害に備える事が大切」と話した。
能勢町地域防災課の田畑良信課長を交えた質疑応答では、避難所の場所や高齢者の迅速な誘導方法、法要中に地震が起こった際の対応などの質問がなされ、参加者は災害を身近な問題として自覚を新たにしていた。