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2017年6月28日
大阪豊能・災害対策講習会で「備えるこころ」学ぶ
【大阪豊能】 豊能宗務所(山下正淳所長)・社教会(服部厚志会長)・檀信徒協議会(泉清会長)共催の地域災害対策講習会が檀信徒協議会総会に併せて6月28日、能勢町圓珠寺(山下正淳住職)で開催され、僧侶檀信徒65人が参加した。
日本危機管理士で大阪市危機管理室 防災アドバイザーの杉原利典氏を講師に招き「備えるこころ」をテーマにした講習を受講。
氏は、南海トラフ地震の被害予想や能勢町の地域性を鑑みた災害の実例を示し、「行政の救援活動に頼りきりでは駄目。自助共助の自覚を持ち、水や食料、必需品の備蓄、各々の役割分担について普段から家族や地域住民で話し合い、災害に備える事が大切」と話した。
能勢町地域防災課の田畑良信課長を交えた質疑応答では、避難所の場所や高齢者の迅速な誘導方法、法要中に地震が起こった際の対応などの質問がなされ、参加者は災害を身近な問題として自覚を新たにしていた。